オプテージ、月額330円を割り引く「eo光 × mineoセット割」開始
オプテージが、eo光とmineoのセット割を9月15日から提供する。セット割申請をすると、eo光のネット料金から330円を割り引く。新規で契約する人に加え、既存ユーザーも対象となる。
オプテージが、関西で提供している固定通信サービス「eo光」と、MVNOサービス「mineo」のセット割サービス「eo × mineoセット割キャンペーン」を発表。9月15日から提供する。料金は全て税込み。
eo光ネットの「ホームタイプ」「メゾンタイプ」「マンションタイプ」と、mineoの音声SIM「デュアルタイプ」を契約し、キャンペーン期間中にセット割申請をすると、eo光ネットの料金を12カ月間、330円割り引く。新規契約に加え、既存ユーザーも対象となる。12カ月間はキャンペーンとして提供するが、2022年春以降は、永年で月額330円を割り引く「eo × mineoセット割」を適用できる。
このタイミングで固定通信とMVNOのセット割を始めた理由について、オプテージは「光回線とのセット割、光回線単体、モバイル単体でも競争環境が激化している」ことを挙げる。大手キャリアも固定とモバイルのセット割を提供しており、mineoのライバルとなるY!mobileとUQ mobileも同様だ。UQ mobileも「自宅セット割」を発表したばかりだが、こちらにもオプテージは参画しており、割引対象の固定通信サービスにeo光が含まれる。
一方、オプテージはMVNOとしては唯一、光回線を保有しており、「セット割をどちらも自社ブランドで提供できるので、他社との差別化も図れる」(同社)。eo光は現在、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、福井の一部地域で提供している。
【更新:2021年9月1日17時10分 他社連携について、一部文言を修正いたしました。】
【更新:2021年9月1日22時55分 他社連携について、オプテージ側のコメントで事実と異なる部分がありましたので、記述を削除いたしました。】
eo × mineoセット割キャンペーンを適用した場合の料金(一例)は、eo光ネットのネット(1ギガ)の月額5448円とmineoのデュアル・5GBの月額1518円から330円を割り引くと、月額料金は6636円となる。
UQ mobileの自宅セット割を適用した場合の料金(一例)は、eo光ネット1ギガ+eo光電話の月額5762円と、UQ mobileのくりこしプランS+5G(3GB)の月額1628円から638円を引くと、月額6752円となる。割引額はmineoの方が少ないが、UQ mobileの自宅セット割と組み合わせるにはeo光電話の契約も必須となるため、月額314円が上乗せされる。
ソフトバンクの「おうち割光セット」とY!mobileのセット割は、SoftBank光のプランによってどちらが安いかが変わる。「集合住宅」の場合は「おうち割光セット(A)」の適用で月額4730円、これにY!mobileのシンプルS(3GB)の月額2178円を組み合わせて1188円の割引を受けると、5720円になってY!mobileの方が安い。一方、「戸建て住宅(ファミリー・ライト以外)」だとおうち割光セット(A)の適用で月額6270円、これにY!mobileのシンプルS(3GB)を組み合わせて1188円の割引を受けると7260円となってmineoの方が安くなる。
関連記事
- UQ mobileがでんきセット割を「自宅セット割」にリニューアル ネットサービスもひも付け可能に(auスマートバリューと重畳可)
UQ mobileが6月から提供している「でんきセット割」が早速リニューアルされる。割引を受ける際にひも付けるサービスとして、小売電気サービスに加えて指定のインターネット接続サービスも選択できるようになる。ただし、インターネット接続サービスとのひも付けは11月以降に対応する予定で、それまでは「先行キャンペーン」での割引となる。 - 新料金プラン「マイピタ」が好調のmineo 1.5Mbps使い放題のサービスに踏み切った狙いは?
MVNOの中でいち早く料金値下げに踏み切った「mineo」。6月からはデータ容量超過後の通信速度を1.5Mbpsに高め、以降を使い放題にする「パケット放題Plus」を導入した。新料金プラン「マイピタ」からパケット放題Plusの狙いまで、mineo事業を統括する福留康和氏に聞いた。 - mineoが新料金プランを発表 データ増量で値下げ、月額1180円/1GBから
オプテージが、MVNOサービス「mineo」で新料金プラン「マイピタ」を2月1日から提供する。1GB、5GB、10GB、20GBの4種類のみとし、Aプラン、Dプラン、Sプラン全て同額にする。音声SIMは月額1180円/1GB〜月額1980円/20GBまで。 - 大手キャリアやサブブランドにも対抗 mineoの新プランはどれだけ競争力がある?
オプテージが「mineo」の料金プランを刷新し、2月1日から「マイピタ」を提供する。小容量と中容量を中心に磨きをかけ、20GBコースも月額1980円に値下げ。音声卸料金の低廉化を見込んでいるため、収支への影響もないという。 - 個人向けMVNOシェアは「楽天モバイル」、満足度は「mineo」がトップ ICT総研が調査
ICT総研は「2021年MVNO格安SIMの利用者動向調査」の結果を発表。個人向けMVNOの内訳は「楽天モバイル」の15.9%がトップで、総合満足度トップは「mineo」となった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.