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IIJmioの音声通話料金、みおふぉんダイアルなしで11円/30秒に
9月11日から、IIJmioの音声通話料金を30秒あたり22円から11円に値下げする。「みおふぉんダイアル」アプリを使用しなくても11円になる。タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)のどちらも値下げの対象。
IIJ(インターネットイニシアティブ)が、個人向けMVNOサービス「IIJmio」の音声通話料金を改定する。2021年9月11日から、タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の通話料金を、30秒あたり22円(税込み、以下同)から11円に値下げする。また、同一mioID内で通話が対象となる「ファミリー通話割引」適用時は、30秒あたり17.6円から8.8円に値下げする。
これまで、「みおふぉんダイアル」アプリを使用するか、プレフィックス番号(0037-691)を付けて発信したときに通話料を半額の11円/30秒としていたが、今後は通常の通話アプリでプレフィックス番号を付けなくても11円/30秒で通話できる。「音声通話の接続形態については公表していない」(IIJ)とのことだが、他社と同様、キャリアの通話料金がそのまま適用される「音声卸」から、中継電話サービスにキャリアの音声網を接続する「音声接続」に変更したためだと思われる。
ただし、「通話定額オプション」で通話定額料金を適用するには、引き続きみおふぉんダイアルから発信する必要がある。
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