iPhone 13(仮)はノッチが小さくなり、Lightningは継続? 機能面のウワサまとめ:次期iPhoneはどうなる?
今秋に発売が見込まれるiPhone 13(仮称)シリーズでは、どんなアップデートが考えられるのか。ノッチが小さくなってディスプレイが120Hz駆動になるという観測も。外部接続端子はLightningが継続されそうだ。
今秋に発売が見込まれるiPhone 13(仮称)シリーズでは、どんなアップデートが考えられるのか。本稿では、ネット上のウワサを確認しつつ、注目しておきたいポイントの一部をピックアップして整理していこう。
ノッチが小さくなる?
iPhone 13(仮)シリーズの変更点としてウワサされている特徴の1つが、ノッチ(ディスプレイ上部にある切り込み)の幅が狭まるのではないか、ということだ。2021年3月には、MacRumorsがアジアのサプライチェーンからの情報に詳しいMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏(金融サービスグループTF International Securitiesのアナリスト)からの情報をもとに、iPhone 13(仮)のノッチが小さくなると報じていた。
もちろん真偽は不明だが、その後もSNSやYouTubeなどに投稿されたダミーモデルやモックアップ、周辺機器などの映像をもとに、センサーやカメラの配置などに関する推測が数多く議論されている。なお、ノッチのサイズの数字に言及している情報としては、米メディアのPhoneArenaが、リーク情報をもとに、iPhone 12 ProとiPhone 13 Pro(仮称)を比べると、ノッチの幅が4分の1相当短くなるが、高さは5.3mmから5.35mmに微増する、などと報じている点に注目したい。
ディスプレイが120Hz駆動に?
iPhone 13 Pro/Pro Max(仮)のディスプレイは、120Hz駆動に対応するともウワサされている。こちらも、MacRumorsが2021年3月に報じた同記事において、ディスプレイ業界アナリストのRoss Young氏、リーカーのJon Prosser氏やMax Weinbach氏などの複数の情報源が、一部のiPhone 13シリーズが120Hzをサポートすると主張した、と論じられている。
Lightning廃止はない?
Lightningポートの廃止は、2020年のiPhone 12発売前からウワサされていた内容だ。BloombergやMing-Chi Kuo氏が情報源となっていたウワサだが、iPhone 12を見る限りでは予想が外れている。先のMacRumorsの記事において、Ming-Chi Kuo氏は、2021年にもポートレス設計はない、と予想を変えたことが報じられている。
Appleとしても周辺機器市場の巨大なエコシステムを放棄することにもなるため、Lightningポートを廃止する可能性は低いと考えられる。一方、2021年8月には、EUの政策執行機関欧州委員会がLightning端子からUSB Type-Cへの移行が求める法案を提出する可能性がある、とロイターが報じており、タイムリーなトピックではある。2021年モデルでポート周りの仕様が変更される可能性は低くとも、中長期的には注目しておきたいテーマだといえる。
カメラは手振れ補正や超広角カメラが進化?
カメラの進化に関するウワサも多い。例えば、先のMacRumorsの記事でも、Ming-Chi Kuo氏によるiPhone 13シリーズのカメラのアップデート予想について触れている。具体的には、「iPhone 12 Pro Maxに搭載されたセンサーシフトの手ブレ補正がiPhone 13シリーズの全ラインアップに適用されること」や、「13 Proシリーズの超広角カメラのF値が12 Proの2.4から1.8へと改良されつつ、オートフォーカスに対応すること」を期待すると紹介されていた。
2021年8月にはBloombergが関係筋からの情報として、iPhone 13(仮)シリーズに3つの新機能が搭載されると報じた。同記事によれば、(1)被写体の背景をぼかす「ポートレート」モードの動画版のような機能、(2)「ProRes」という高品質のフォーマットでの動画撮影、(3)写真の写りや色を向上させるシステムなどが採用されるという。
上記の多くが、確証を得ない情報源をもとにした推測ではあるが、iPhone 13(仮)シリーズの具体的な姿を想像する上では、興味深いポイントばかりだ。ぜひこうしたウワサの正誤も意識しつつ、発表の日を待ちたい。
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