「iPhone 13」シリーズは何が進化した? iPhone 12シリーズとスペックを比較する(2/3 ページ)
発表されたばかりの「iPhone 13」シリーズと、先代の「iPhone 12」シリーズを比較。デザインや形状は変わっていないが、ノッチが小さくなった。プロセッサがA15 Bionicに進化し、カメラはProではマクロ撮影が可能になった。
iPhone 13/13 miniとiPhone 12/12 miniの違い
iPhone 13/13 miniのディスプレイ輝度(標準)が、12/12 miniの625ニトから800ニトに向上しており、より明るく表示できるようになった。
それでいて、バッテリーの駆動時間はiPhone 13/13 miniの方が伸びている。Appleによると、iPhone 13はiPhone 12と比較して1日に最大2時間半長く、iPhone 13 miniはiPhone 12 miniと比較して1日に最大1時間半長く使えるという。
iPhone 13/13 miniのカメラは、先代と同じく広角と超広角の2眼で構成されている。画素数やF値などのスペックこそ据え置きだが、2つのレンズが対角線上に並ぶよう斜めに配置し、より大きなセンサーを採用したことで、47%多くの光を取り込めるようになったという。また、12シリーズではProにしかなかったセンサーシフトの光学式手ブレ補正を、iPhone 13/13 miniも搭載している。
ストレージ容量はiPhone 12シリーズの64GB、128GB、256GBから、iPhone 13シリーズでは128GB、256GB、512GBに増量された。ただしその分、価格も上がっており、512GBは12万円台〜13万円台に。同じ256GBモデルでも、iPhone 13/13 miniの方が6000円〜1万1000円高いが、iPhone 12発売時の価格よりは、128GBと256GBのモデルは安くなっている。
【更新:2021年9月16日17時00分 iPhone 12/12 mini発売時の価格について、本文と表に追記いたしました。】
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