スマホのカメラ映像をリアルタイムに共有 ソフトバンクが法人向けコミュニケーションサービス「visuamall VISUAL TALK」を提供:応用し放題
ソフトバンクが、法人向けコンテンツ配信管理サービス「visuamall(ビジュアモール)」のラインアップに、アプリ不要でスマートやタブレットの映像を共有できるサービスを追加する。B2Bだけではなく、B2Cのサポートサービスでの利用も想定しているという。ライセンス料金は、同時接続できるクライアント(ユーザー)数に応じて決まるようになっている。
ソフトバンクは9月30日、法人向けコンテンツ配信管理サービス「visuamall(ビジュアモール)」において、コミュニケーションサービス「visuamall VISUAL TALK」を追加する。初期費用は3万3000円(税込み、以下同)で、月額料金は4万9500円から(基本パッケージS)となる。
VISUAL TALKは、オペレーターと遠隔地にいるユーザーが、同じ映像を見ながらリアルタイムにさまざまなコミュニケーションを取れることが特徴だ。クライアント側はスマートフォンやタブレットのWebブラウザ(ChromeやSafari)を利用するため、専用アプリを必要としないことも魅力である。簡単な利用方法は以下の通りだ。
- オペレーターがURL付きのSMS(ショートメッセージ)を送信
- クライアントはSMSに記載のURLにアクセスし、画面の指示に従って必要な操作を行う
- オペレーターが接続を承認したらビデオ通話(コミュニケーション)が始まる
カメラを使ったビデオ通話の他、映像の共有、通話、チャット、ペンツールによる手書き、ゲストの招待(第三者通話)、録画、画面キャプチャーなどが行えるようになっている。オペレーターは、クライアント側のカメラのオン/オフ(切り替え)、ズーム操作、音声のオン/オフ、映像の一時停止といった制御も行える。そのため、スマホやタブレットに不慣れな人のサポートにも活用できる(操作内容によってはクライアント側でアクセス権限の付与が必要)。
ソフトバンクでは、このサービスを「建設業界やフィールドエンジニアの現場対応」「遠隔地を結ぶ業務の効率化」の他、「非対面式のユーザー/クライアントサポート」にも活用できるとしている。
先述の通り、このサービスの初期費用は3万3000円で、基本プランは以下の3種類を用意している。
- 基本パッケージS:月額4万9500円(最大3ユーザー同時接続、ストレージ2GB付帯)
- 基本パッケージM:月額11万円(最大7ユーザー同時接続、ストレージ5GB付帯)
- 基本パッケージL:月額23万1000円(最大15ユーザー同時接続、ストレージ10GB付帯)
同時接続数(ID)やストレージの容量を拡張するオプションサービスも提供されている。
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