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Qualcomm、ミッドレンジ5G「Snapdragon 695 5G」など4製品を発表
QualcommがミッドレンジおよびエントリーレベルのSnapdragon4モデルを発表した。いずれも既存モデルの後継。「Snapdragon 695 5G」は5Gのミリ波とサブ6GHzの両方をサポートし、性能は先代より15%向上する。
米Qualcommは10月26日(現地時間)、ミッドレンジおよびエントリーレベルの新しいSnapdragon製品を4つ発表した。「778G Plus 5G」「695 5G」「680 4G」「480 Plus 5G」だ。
「Snapdragon 695 5G」は昨年6月発表の「Snapdragon 690 5G」の後継。先代と異なり、5Gのミリ波とサブ6GHzの両方をサポートする。また、CPU性能が先代より15%向上し、グラフィックスレンダリング速度が最大30%高速になるとしている。
「Snapdragon 680 4G」は、LTE(4G)専用のSoC。まだ5Gをサポートしていない地域で安価なスマートフォンを提供したいメーカー向けだ。
「Snapdragon 778G Plus 5G」は5月発表の「Snapdragon 778G 5G」の、「Snapdragon 480 Plus 5G」は1月発表の「Snapdragon 480 5G」の拡張モデル。いずれも先代よりやや性能が向上する。
4モデルはすべて2021年第4四半期後半に発売の予定。Oppo、Vivo、Xiaomiなどが採用する見込みだ。
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