スマホ疲労の原因、約46%が「ながら充電」と回答 携帯市場の調査より
携帯市場は、10月27日「スマホの疲労度調査アンケート」の結果を発表。約半数が購入から約2年で電池の減りを実感し、スマホの不具合の原因について45.8%が「ながら充電」と答えている。
携帯市場は、10月27日「スマホの疲労度調査アンケート」の結果を発表した。対象はスマートフォンを利用する20代〜60代の男女658人で、8月29日〜8月30日にWebアンケートツール「QiQUMO(キクモ)」を利用して行った。
対象者へ、最近スマートフォンに起きる症状について「はい」「いいえ」「どちらでもない」で聞いた。「スマホが熱くなる」について、2021年(1月〜8月)購入者148人の26.4%(39人)、2020年(1月〜12月)購入者187人の35.3%(66人)がはいと回答。「電池の減りが早い」には、2021年(1月〜8月)購入者の19.6%(29人)、2020年(1月〜12月)の購入者の35.8%(67人)がはいと答えた。
電池の減りが早いと思うと答えた2021年1月〜8月の購入者を月別で見ると、1月購入者19人の31.6%(6人)、2月購入者17人の29.4%(5人)、3月購入者22人の31.8%(7人)となり、約3割が購入して約半年程度で電池の減りが早いと実感している。
また、2019年(1月〜12月)の購入者170人へ同様の質問をしたところ、スマホが熱くなると回答したのは45.9%(78人)、電池の減りが早いと回答したのが48.8%(83人)となり、約半数が購入から約2年経過すると電池の減りが早いと実感している事が伺える。
スマートフォンに起きる症状の原因と思われる事項について複数回答で聞いたところ、「ゲーム」が31.6%(129人)、「動画視聴」が42.2%(172人)、「ながら充電」は45.8%(187人)に。携帯市場と電気通信大学の産学連携プロジェクト「スマホバッテリー劣化研究プロジェクト」が発表した研究結果でもバッテリー劣化の原因はながら充電となっており、コロナ禍に伴う外出の自粛やテレワークの推進などで端末の疲弊が高まっている可能性があるとしている。
次に「スマホの具合が悪くなった時、これまでにどのような対処をしていますか」と聞いたところ「そのままにしておく」が39.5%(260人)、「電源をオフにする」が60.5%(398人)、「アプリをオフにする」が22.8%(150人)、「涼しい場所へ移動」が6.5%(43人)となった。スマホバッテリー劣化研究プロジェクトの研究結果では、スマホが発熱した場合の対処法としては「電源をオフ」と「空冷」を合わせるのが効果的となっている。
【更新:2021年10月27日20時20分 タイトルを「スマホ不具合の原因」から「スマホ疲労の原因」に変更いたしました。】
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