2021年度上期のスマホ出荷シェアはソニーが2位、5G対応が過半に
MM総研は、2021年度上期(2021年4月〜9月)の国内携帯電話端末の出荷台数を調査。スマホは1472.4万台(9.3%増)で、5Gスマホは774.8万台(586.9%増)とスマホ出荷全体の過半数を占めている。
MM総研は、11月11日に2021年度上期(2021年4月〜9月)の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果について発表した。
2021年度上期の総出荷台数は前年度同期比10.5%増の1611.5万台で、内訳はスマートフォンが1472.4万台(9.3%増)、うちSIMロックフリースマートフォンは267.1万台(29.7%増)、フィーチャーフォンは139.1万台(25.7%増)に。5Gスマートフォンは774.8万台(586.9%増)で、スマートフォン出荷全体の過半数を占めている。
同社の予測では、2021年度通期の総出荷台数は3672万台(4.6%増)、うちスマートフォン出荷台数は3393万台の前年度比3.6%増に。5Gスマートフォンの出荷台数は2021年度通期で2230万台で、スマートフォン出荷に占める比率は65.7%の見込み。
2021年度上期のメーカー別総出荷台数シェア1位はAppleで、上期実績としては10期連続で1位を獲得。総出荷台数は前年度同期比15.5%増の663万台で、シェア41.1%(1.7ポイント増)となり、シェア2位はシャープで179.9万台(9.4%減)/シェア11.2%(2.4ポイント減)、3位の京セラは167.4万台(39.8%増)/シェア10.4%(2.2ポイント増)、4位のソニーは157.1万台(51.8%増)/シェア9.7%(2.6ポイント増)、5位のSamsungは148.7万台(2.1%減)/シェア9.2%(1.2ポイント減)、6位のFCNTは108.2万台(26.5%減)/シェア6.7%(3.4ポイント減)となった。
スマートフォンのみの出荷台数シェア1位はAppleで45%(2.4ポイント増)、2位はソニーで157.1万台(51.8%増)/シェア10.7%(3ポイント増)、3位はシャープで153.8万台(7.4%減)/シェア10.4%(1.9ポイント減)、4位はSamsungで148.7万台(2.1%減)/シェア10.1%(1.2ポイント減)、5位はOPPOで90.9万台(93.4%増)/シェア6.2%(2.7ポイント増)、6位はFCNTで87.6万台(22.3%減)/シェア5.9%(2.5ポイント減)となった。ソニーは6万円未満の中低価格帯のスマートフォンがフィーチャーフォンからの移行需要に応えて出荷台数を伸ばしたと評価している。
SIMロックフリースマートフォン限定したメーカー別出荷台数シェアでも、Appleが112万台でシェア41.9%を獲得。2位はシャープで50万台(シェア18.7%)、3位はOPPOで49.8万台(18.6%)、4位はXiaomiで19万台(7.1%)、5位はSamsungで16.6万台(6.2%)となった。
スマートフォン市場の回線ブランド別出荷台数はNTTドコモが501.4万台(シェア34.1%)、auが342.6万台(23.3%)、ソフトバンクが256.4万台(17.4%)、Y!mobileが104.9万台(7.1%)、楽天モバイルが98.8万台(6.7%)、UQモバイルが71.6万台(4.9%)、その他のSIMロックフリー(UQモバイル/楽天モバイル除く)は96.7万台(6.6%)となった。
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