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「Galaxy Watch4」が「Apple Watch」のシェアを奪いSamsungが2位に浮上 WearOSのシェアも拡大調査レポート

Counterpoint Reserachによる7〜9月期のスマートウォッチ市場調査によると、メーカー別ランキング1位はAppleが守ったが、「Galaxy Watch4」発売のSamsungが大きく伸び、Huaweiから2位を奪った。OS別ランキングでは「WearOS」が2位。

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 香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachは11月23日(現地時間)、2021年第3四半期(7〜9月)の世界のスマートウォッチ市場調査結果を報告した。総出荷台数は前年同期比16%増。シェアトップは米Appleが維持しているが、8月に「Galaxy Watch4」を発表した韓国Samsung Electronicsが大きく伸びてAppleのシェアを奪い、中国Huaweiを抜いて2位に浮上した。

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2020年第3四半期(左)と2021年第3四半期のスマートウォッチ出荷台数シェア(資料:Counterpoint Research)

 SamsungがGalaxy Wtach4で自社の「TIZEN」と米GoogleのスマートウォッチOSを統合した「WearOS 3」を採用したことから、OS別ランキングでWearOSのシェアが伸び、前年同期は3.8%の3位だったのが、同四半期は4倍以上増え、17.3%で2位になった。ちなみに前年同期の1位はAppleのwatchOS、2位はGoogleが1月に買収完了したFitbitだった。

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スマートウォッチOSシェア推移(資料:Counterpoint Research)

 Samsungは今後のスマートウォッチでもWearOSを採用し続ける見込みだ。また、Fitbitは現在は「Sense」などのスマートウォッチにオリジナルOSを搭載しているが、いずれWearOS採用になる可能性がある。同四半期のWearOS、TIZEN、Fitbitのポイントを合わせると23.7%になり、AppleのwearOSの21.8%を上回る。

 ただし、Appleの最新スマートウォッチ「Apple Watch Series 7」は10月に発売されたばかりだ。ホリデーシーズンを含む第4四半期にはAppleがまたシェアを伸ばす可能性がある。

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