4キャリアのシェアが約90%に、MVNOの利用率は10%未満に低下
MMD研究所は、12月10日に「2021年12月通信サービスの利用動向調査」の結果を発表。メイン利用の4キャリア合計は90.7%で、うちオンライン専用プランは6.8%。新プランは同一キャリアから移行が半数以上となった。
MMD研究所は、12月10日に「2021年12月通信サービスの利用動向調査」の結果を発表。調査対象は18歳〜69歳の男女4万人で、調査期間は11月15日〜11月17日。
スマートフォンユーザーの利用キャリアは、4キャリアは「NTTドコモ(30.9%)」「au(19.9%)」「ソフトバンク(12.5%)」「Rakuten UN-LIMIT VI(7.8%)」、オンライン専用プラン「ahamo(4.3%)」「povo(1.8%)」「LINEMO(0.7%)」を合わせると4キャリアのシェアは77.8%。キャリアサブブランド「Y!mobile(8.3%)」「UQ mobile(4.5%)」を合わせるとMNOは90.7%、MVNOは9.3%となった。キャリアのシェア90.7%のうち、オンライン専用プランは6.8%、サブブランドは12.8%となる。
8月の調査と比較するとNTTドコモは8月と変わらず、auは0.1ポイント減少、ソフトバンクは0.1ポイント、楽天モバイルは0.2ポイント増加している。
契約前に利用していたサービスは、オンライン専用プランではahamo(1437人)はNTTドコモが75.0%、povo(597人)はauが83.7%、LINEMO(236人)はソフトバンクが63.2%とそれぞれ最多。サブブランドはY!mobile(2705人)はソフトバンクが50.1%、UQ mobile(1492人)はauが53.7%で最多、Rakuten UN-LIMIT VI(2558人)はMVNOが51.0%で最多となった。
2014年10月からのMVNOの利用率の推移を見ると、2021年11月は2020年11月と比べ3.0ポイント低下して9.3%に。乗り換えやプラン変更について「検討している」が31.3%となり、「検討していない」が68.7%となった。3キャリアの利用者に検討内容はNTTドコモ(2306人)はNTTドコモが34.9%で最も多く、au(1847人)はauが31.9%、ソフトバンク(1192人)はY!mobileが28.7%となった。3社とも1位と2位に関しては自社関連サービスで、3位はRakuten UN-LIMIT VIとなった。
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