ニュース
楽天と米AT&Tが協業 通信事業者向けのネットワーク構築で
楽天シンフォニーと米AT&T Communicationsは、通信事業者向けプラットフォーム「Symworld」で提供するソリューションの強化に向けて協業。モバイルネットワークの展開を簡素化、デジタル化、自動化などを提供する。
楽天シンフォニーと米AT&T Communicationsは、2月28日に通信事業者向けプラットフォーム「Symworld」で提供するソリューションの強化に向けた協業へ合意した。
今回の協業は、楽天モバイルとAT&Tがそれぞれ国内で構築している大規模ネットワークの技術や経験、専門知識を活用。プラットフォームを通じ、ソリューションとしての市場展開を目指すという。
合意に伴い、AT&Tが独自に開発したキャパシティプランニング(容量計画)用のコア技術「RANFT」プラットフォームと、楽天シンフォニーの無線アクセスネットワーク(RAN)の管理ツール「RAN Commander」を統合。ネットワーク展開に必要な設計と構築のワークフローを簡素化するSymworldのソリューション群で、AT&Tが導入している「Site Manager」の中でキャパシティプランニングを行うRAN Commanderへ新たな機能として組み込むという。
両社は今後、新たな機能を開発し、モバイルネットワークの簡素化やデジタル化、自動化するための新たなソリューションを提供するとしている。
関連記事
- 楽天グループが新組織「Rakuten Symphony」を立ち上げ 通信プラットフォーム事業を集約
楽天グループが、楽天モバイルなどグループ企業に分散している通信プラットフォームに関する事業を統合する組織「Rakuten Symphony(楽天シンフォニー)」を立ち上げた。世界各地で、完全仮想化モバイルネットワークを始めとするOpen RANインフラストラクチャの開発/提供態勢を整える。 - 三木谷氏、楽天の通信プラットフォーム事業は「2022年には利益が出る」と自信
楽天グループが8月5日、Open RANインフラに関わるプロダクトやサービスを集約した事業組織「Rakuten Symphony」を発表。通信事業者や企業とともに、コスト効率の高い通信プラットフォームの提供を目指す。三木谷氏は「楽天モバイル」の事業で仮想化ネットワークのノウハウがたまったことを強調する。 - 新体制で再出発の楽天モバイル 矢澤新社長は「国内ナンバーワンキャリアを目指す」と宣言
楽天モバイルは3月30日以降、代表取締役CEOにタレック・アミン氏(現副社長兼CTO)が就任、代表取締役社長に矢澤俊介氏(現副社長)が就く“両輪”体制となる。2022年前半は法人向けのビジネスを展開していく。矢澤氏は「数年後には国内ナンバーワンの携帯キャリアを目指す」と表明した。 - 楽天モバイル、タレック・アミン氏がCEO 矢澤俊介氏が社長に
楽天モバイルが、2月25日に代表取締役の異動と新執行体制について発表した。代表取締役CEOにはタレック・アミン氏が、代表取締役社長には矢澤俊介氏が就任する。 - 楽天モバイルとJTOWERが資本提携 インフラシェアリング活用のネットワーク整備を促進
楽天モバイルが、携帯電話のインフラシェアリングを担うJTOWERと資本提携を締結した。4G/5Gネットワークの整備を加速すべく、楽天モバイルはJTOWERのインフラシェアリングソリューションの活用を一層進める。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.