総合満足度1位は「Rakuten UN-LIMIT VI」 料金とサービスが高評価――MMD研究所調べ:NPS1位は「LINEMO」
MMD研究所が、「2022年3月MNOの満足度調査」の結果を発表した。その名の通り、大手キャリア(格安/オンラインブランドを含む)の満足度などを調査したもので、総合満足度1位は楽天Mobileの「Rakuten UN-LIMIT VI」、NPS(顧客推奨度)は「LINEMO」がトップとなった。
MMD研究所は3月14日、「2022年3月MNOの満足度調査」の結果を発表した。この調査は、同社が実施した「2022年3月通信サービスの利用動向調査」の調査対象者のうち、楽天Mobileを含む大手キャリア(MNO)を利用している18〜69歳の男女1800人を絞り込んで実施された。人数の内訳は、NTTドコモ、ahamo、au、UQ mobile、povo、ソフトバンク、Y!mobile、LINEMO、Rakuten UN-LIMIT VIの各サービスで200人ずつとなっている。
MNOを利用している対象者に、利用している通信サービスにおいて最も重視している点を聞いた所、「月額料金の安さ」が58.1%、「料金プランの分かりやすさ」が11.7%、「データ通信の繋がりやすさ」が7.3%となった。利用している通信サービスで加入または適用している割引プランがあるか聞いた所「ある」が54.2%、「ない」が45.8%となり、同様に契約または適用しているオプションがあるか聞いた所、「ある」が43.8%、「ない」が56.2%となった(これらは「分からない」と回答した人を差し引いて比率を計算している)。
利用しているサービスの満足度を「料金部門」「サービス部門」「通信品質部門」「顧客サポート部門」の4つに分けて尋ねた所、料金部門とサービス部門はRakuten UN-LIMIT VI、通信品質部門はahamo、顧客サポート部門がUQ mobileがトップとなり、総合満足度のトップはRakuten UN-LIMIT VIとなった。
家族や友人にお勧めしたいかどうかを10点満点で採点する「NPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)」を実施した所、現状のサービスに9点から10点を付けた「推奨者」が17.2%、7点から8点を付けた「中立者」は38.6%、0点から6点を付けた「批判者」は44.3%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-27.1となった。サービス別のNPSはLINEMOが-11.9で最も高く、次いでahamoが-14.3となった。
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