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2022年度の電話リレーサービス料、年間6円負担に
2022年4月の利用分から電話リレーサービス料が改定される。電話リレーサービスは、聴覚や発話に困難がある人と通話をする際に、通訳オペレーターが手話や文字、音声を通訳することで、双方向での通話を可能にするサービス。2021年度の負担額は1番号あたり年間7円(7.7円)だったが、2022年度は年間6円(6.6円)の負担となる。
NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、UQコミュニケーションズ、ソフトバンク、楽天モバイルが、2022年4月の利用分から電話リレーサービス料を改定する。料金は税込み。
電話リレーサービスは、聴覚や発話に困難がある人との通話で、通訳オペレーターが手話や文字、音声を通訳することで、双方向での通話を可能にするサービス。法令によって定められた一般財団法人日本財団電話リレーサービスが2021年からサービスを提供している。
固定電話、携帯電話、IP電話などのサービスを提供している事業者は、電話番号数(020番号を除く)に応じて電話リレーサービスの提供に必要な費用を負担することが法令で義務付けられている。2021年度の負担額は1番号あたり年間7円(7.7円)だったが、2022年度は年間6円(6.6円)の負担となる。
具体的には、2022年4月の利用分から9月の利用分まで、1番号あたり毎月1.1円が請求される。2022年10月から2023年3月までは請求されない。2023年度に適用される番号単価は、2023年3月頃に再度見直される予定。
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