ミッドレンジの「Xperia 10 IV」発表 161gの軽量ボディーに5000mAhバッテリー搭載
ソニーがミッドレンジの5Gスマートフォン「Xperia 10 IV」を発表。7月上旬以降の発売を予定している。5000mAh以上のバッテリーを搭載しながら、161gという軽量ボディーを実現した。3眼カメラのうち、広角カメラが光学式手ブレ補正に対応している。
ソニーが5月11日、Xperiaスマートフォンの新モデル「Xperia 10 IV」を発表。日本を含む世界各国で発売し、国内では2022年7月上旬以降の発売を予定している。
Xperia 10 IVは5Gに対応したミッドレンジのスマートフォン。先代のXperia 10 III(168g)よりも軽い161gのボディーを特徴としており、ソニーによると、5000mAh以上のバッテリーを搭載する5Gスマホの中では世界最軽量だという。カラーはブラック、ホワイト、ミント、ラベンダーの4色を用意する。
ディスプレイは、アスペクト比が21:9の6.0型有機ELを搭載しており、従来機種から輝度が1.5倍向上している。また、強化ガラスとして「Corning Gorilla Glass Victus」を採用している。
16mmの超広角、27mmの広角、54mmの望遠で構成される3眼のアウトカメラを搭載。Xperia 10 IVでは新たに、広角カメラが光学式手ブレ補正に対応している。暗い場所での白飛びや黒つぶれなどを防ぐオートHDR、ノイズを処理して夜景をキレイに写すナイトモード、動画の逆光補正、デジタルズームでの撮影時に解像感を上げる超解像ズームなどの機能を用意した。800万画素のインカメラは、AIが自動で画質を補正する機能に対応している。
プロセッサはSnapdragon 695 5G、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GBを備える。バッテリー容量はXperia 10 IIIの4500mAhから5000mAhにアップし、3年使っても長持ちする仕様も健在だ。本体サイズは67(幅)×153(高さ)×8.3(奥行き)mmで、先代のXperia 10 IIIよりも縦横が1mm小さくなっている。IP68の防水・防塵(じん)もサポートしている。
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