2022年度はキャリアショップが大幅減の可能性 MCAが調査
MCAは、5月13日に国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査結果を発表。半年前から112店増加し全国8026店舗となった一方、楽天モバイルやUQ mobileなどは増えたがメインブランドは減少している。
MCAは、5月13日に国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査結果を発表した。本調査では店舗名にキャリア(ブランド)が入り、販売からサポートまで行う店舗を「キャリアショップ」とし、量販店内に設置されているコーナーや併売店などの販売窓口は「取扱店」としている。
2022年2月時点での4キャリア(Y!mobile/UQ mobileを含む6ブランド)が展開するキャリアショップは全国に8026店舗存在し、2021年8月調査の7955店から71店増加した。増加の要因は楽天モバイルが105店(43.0%)と急増したことで、UQ mobileも25店舗増えている。
また、店舗数を大きく削減してきたY!mobileも前回調査の155店舗減少から20店舗減少にとどまっている。メインブランドはNTTドコモが17店舗減、ソフトバンクが3店舗減、auが19店舗減と減少が続いた。
Y!mobile/UQ mobileは単体でのキャリアショップ数を一定に抑えつつ、店舗が複数ブランドを併売する「ダブルブランド店」へシフトしている。両ブランドとも単体の店舗は数百店舗程度だが、ダブルブランド店は2000店舗前後となっている。楽天モバイルも単体の「楽天モバイルショップ」の増加と並行して、郵便局内のイベントスペースに申し込みなどのカウンターを設置する「楽天モバイル 郵便局店」を積極的に出店している。
2021年春のオンライン専用プランやオンライン限定での中古端末など、キャリア各社はオンラインシフトに向けた新たな取り組みを始めている。キャリアショップ数は増加に転じているが、MACでは2022年度はキャリア各社の店舗数が大幅減となる可能性もあるとしている。
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