久々の「arrows ケータイ」を即買いした理由 1万円台のベーシック機は誰向け?(2/3 ページ)
NTTドコモがFCNT製の「arrows ケータイ ベーシック F-41C」を5月13日に発売した。価格は1万円台とおサイフにやさしく、arrowsらしい使いやすさと堅牢性を誇る本機を入手。なぜベーシックなのか、そして誰向けなのか? F-03Lとの比較も交えてお伝えする
キー入力はしやすいが、オープンアシストボタンに注意
メールやSMSでの文字入力がしやすいのも特徴の1つとなっている。
キー配列はF-03Lと変わらず、ダイヤルキーは親指の腹でも爪の先でも押しやすかった(個人差が生じるところではあるが……)。キーバックライトも備わり、暗い場所でも見やすい。
特に便利なのが10キーのすぐ下に配置された3つの「お気に入りボタン」。よく使う機能やブックマーク、よくかける相手の連絡先などを設定しておけば、すぐに呼び出せる。お気に入りボタンそれぞれに短押しと長押しを設定できるため、例えば短押しで連絡先を開き、長押しで伝言メモを開く、という使い方ができる。
さらに、オープンアシストボタンを押すだけで開くため、すぐに文字を打ち始めることができ、かつ横幅約51mmと細いため、オープンアシストボタンからキーまでに親指を移動させやすいのもメリットだ。
ただし注意点もある。オープンアシストボタンは便利ではあるが、押した直後に勢いよく開くため、人よりも握力の弱い祖母いわく、ケータイを落としそうになったのだとか。逆に閉じるときにはオープンアシストボタンは機能せず、手で直接閉じるだけなので、オープンアシストボタンを押すときほどの力は要らないという。
LINEは使えない
続いてプリインストールされている主要なアプリをチェックしてみる。
メールはドコモメール、SMSは+メッセージからそれぞれ使えるが、LINEアプリはプリインストールされていないため使えない。とはいえ、筆者のように2台目として持つなら、スマートフォンでLINEをすればいいだけなので、困ることはなさそうだ。
ATOKの賢い予測変換も健在だ。文字入力設定項目内にある「定型文登録」「単語登録」を活用すれば、よく使う単語や定型文をすぐに呼び出せる。当然ながらフォントサイズの変更も可能となっている。
待ち受け画像なら約810万画素でも十分
カメラについては筆者がメインで使わないこともあり、画質や画角に関しての評価がしにくい。……が、一応触れておく。アウトカメラは有効画素数約810万画素の単眼仕様で、フォトライトはない。
日頃からケータイをよく使う知人は「ケータイにもスマートフォンのようにフォトライトが欲しい」というが、暗所で何かを探すときにもフォトライトがあると便利かもしれない。
画角は狭いが、ケータイの待ち受け画面に設定する画像としてなら、十分なクオリティーだろう。
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