久々の「arrows ケータイ」を即買いした理由 1万円台のベーシック機は誰向け?(3/3 ページ)
NTTドコモがFCNT製の「arrows ケータイ ベーシック F-41C」を5月13日に発売した。価格は1万円台とおサイフにやさしく、arrowsらしい使いやすさと堅牢性を誇る本機を入手。なぜベーシックなのか、そして誰向けなのか? F-03Lとの比較も交えてお伝えする
USB Type-C対応がうれしい
購入の決め手になったのがUSB Type-Cポートを備えていることだ。付属の卓上ホルダに立てれば充電ができるので、キャップを開けてからケーブルを挿して充電することはほとんどないが、裏表を気にせず挿せる良さはスマートフォン慣れしている筆者にとって重要なポイントとなった。
しかも2台持ちする人にとっては、これまでのようにUSB Micro-B(F-03Lで採用)ケーブルと、USB Type-Cケーブル(ほとんどのスマートフォンで採用)の両方を持ち歩かずに済む。
F-41Cのバッテリー容量は1680mAhと一般的なスマートフォンの半分以下だが、機能が削られていることもあり、電池持ちはいいと感じた。電池残量が全くなくなる数日前までは50%近くあり、30%になると「あと2日17時間25分使える」との表示になった。15%を下回ると自動でエコモードに切り替わった。
ベーシックという名だからこそ安心の1台
“ベーシック”という製品名からも分かるように、本当に必要な機能だけを残しつつ、arrowsの良さを取り入れているのがF-41Cといえるだろう。
F-41Cは多機能をガッツリ使いこなす、という人に向けた製品ではないが、1万円台ながら米国国防総省の調達基準「MI規14項目」に準拠した耐衝撃性能や、防水/防塵(じん)/抗菌をサポートしている他、前述の通話機能だったり、USB Type-C対応だったりと、長く使う上での安心感がある。
そして、2026年3月にFOMA(3G)が終了した後も、VoLTE対応機種であるため使い続けることが可能だ。スマートフォンが普及したことでケータイのバリエーションは少なくなったが、3G終了後も使い慣れたケータイがいい――という人にとっても一考の価値がある。
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