できるかぎりスマホのタッチ決済だけで「船」と「電車」に乗る旅に出た(前編):2022年大型連休の思い出(3/4 ページ)
和歌山港と徳島港を結ぶ「南海フェリー」がVisaのタッチ決済に対応しました。この記事は、タッチ決済でフェリーに乗るべく徳島港に向かうことにした筆者が東京駅から高松駅に至るまでの記録です。
2日目(前半):観光しつつ高松へ
2日目は、いよいよ南海フェリーに乗車します……が、単にフェリーに乗って終わりというのも味がありません。そこで南海フェリーのWebサイトで運行情報を確認した上で、可能な範囲で寄り道をして観光をすることにしました。
やはり「後楽園」には行かないと
日本三大名園のうち、偕楽園(茨城県水戸市)と兼六園(石川県金沢市)に行ったことはあるのですが、後楽園(岡山市北区)には行った記憶がありません。そこで後楽園で「朝の散歩」をしてみることにしました。
行きは、前日の夜に乗った岡電で後楽園の最寄り停留所までモバイルSuicaを使って移動し、そこから徒歩で後楽園に向かいます。
後楽園への入園は有料で、入園料は大人(15歳以上)で410円です。入園料は現金の他、クレジットカードや交通系ICカード(PiTaPaを除く)、FeliCaを使った電子マネー(iD、QUICPay、nanaco、WAON、楽天Edy)でも支払えます。国内外から多くの観光客が来るスポットだけに支払い方法は充実しています。今回は、入園料をモバイルSuicaで支払うことにしました。
後楽園の近くには岡山城もあります。後楽園では岡山城とのセット入場券も購入できるのですが、「令和の大修築」の真っ最中で見学(購入)ができませんでした……。思えば、以前に姫路城(兵庫県姫路市)を訪れた際も「平成の大修理」の終了直前で外観を見られないばかりか大天守の見学もできなかったんですよね……。大きな城との相性が悪いのかもしれません。
バスがないのでレンタサイクルを使う
何だかんだで1時間くらい散歩したので、岡山駅に移動……しようと思ったのですが、後楽園を経由して岡山駅に向かうバスがしばらく来ないことが判明しました。岡電の停留所まで歩いて戻る選択肢もありましたが、ちょっと距離があるので面倒です。
そこで思い出したのが、停留所から後楽園に向かう途中で見かけたコミュニティサイクル「ももちゃり」です。FeliCa対応のICカード(おサイフケータイを含む)とSMSを受信できる携帯電話があればその場で利用登録できる上、利用代金も交通系ICカードで支払えるので、今回の旅行の趣旨にもピッタリ。早速登録して自転車を借りて、岡山駅に向かうことにしました。
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