コラム
できるかぎりスマホのタッチ決済だけで「船」と「電車」に乗る旅に出た(前編):2022年大型連休の思い出(4/4 ページ)
和歌山港と徳島港を結ぶ「南海フェリー」がVisaのタッチ決済に対応しました。この記事は、タッチ決済でフェリーに乗るべく徳島港に向かうことにした筆者が東京駅から高松駅に至るまでの記録です。
電車で高松駅へ
岡山駅に一番近いサイクルポートに自転車を返却して、岡山駅から四国方面に向かいます。岡山駅から四国に向かう方法はいろいろありますが、素直に鉄道で四国入りすることにしました。
同駅から四国方面に向かう列車は、大きく「快速マリンライナー」と特急の2つがあります。特急列車に乗ってもいいのですが、「瀬戸大橋を堪能したい」という理由で今回は快速マリンライナーのグリーン車(指定席)に乗車します。
これから乗車するマリンライナーは宇野線、本四備讃線、予讃線(まとめて通称「瀬戸大橋線」)を経由して高松駅に向かいます。これらの路線はICOCAを普通乗車券として利用可能で(※6)、モバイルSuicaでも乗車できます。ただし、グリーン車だけは別途グリーン券を購入しなければいけないので、ここで初めてGalaxy Z Flip3以外のメディア(物理的なクレジットカード)を使って料金を支払うことになりました……。
(※6)予讃線は高松〜多度津間の各駅と詫間(たくま)駅、観音寺駅で利用できます
快速マリンライナーで使われている車両は、グリーン車/指定席車両を連結している3両編成がJR四国(四国旅客鉄道)の5000系電車、普通車自由席のみの2両編成がJR西日本所属の223系5000番台電車です。基本設計は共通なのですが、先頭車のJRマークを始めとして、よく観察すると細かい違いもあります。ちなみに、異なるJRの車両が連結して走る光景は意外と珍しいです
列車は約53分で終点の高松駅に到着しました。Galaxy Z Flip3を改札機にかざして出場します。
ふと振り返ると、東京駅から高松駅にやってきた「サンライズ瀬戸号」が止まっていました。ここ数年は、多客期を中心に高松駅で折り返して「こんぴらさん」で知られる土讃線の琴平駅(香川県琴平町)まで延長運転することもあります
記事が長くなってきたので、南海フェリーへの乗船を含む2日目の後半の旅程は別の記事で紹介します。楽しみにしていてください!
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