超小型アクションカメラ「DJI Action 2」で遊んでみた 自由度が高く画質も良好 注意点は?(1/4 ページ)
ウェアラブルカメラのポイントは「いつでもどこでも、誰でもさっと撮れる」こと。自由自在であることが大事だ。そこにさまざまなわがままを付け足すことでリッチになっていくわけだが、それを受け入れてくれるのが「DJI Action 2」だ。
ウェアラブルなアウトドアカメラの決定版が出たかも、という気がしたのである。
ウェアラブルカメラのポイントは、いつでもどこでも誰でもどんな風にでもさっと撮れること。自由自在であることが大事で、その上で「できれば4K撮りたいな」「画質も音も期待したいな」「ムチャしてもブレなくて水平も取ってくれるといいな」「長時間回したいときもあるよな」「いろいろなところに付けて撮りたいな」とわがままを言い出せばキリがないのだが、そういうわがままを受け入れてくれるのが「DJI Action 2」なのである。
しかも、その合体メカっぷりがたまらない。本体のカメラユニットは超ミニマムで、それにいろいろなアクセサリーがマグネットでカシーンカシーンとくっつくのである。超電磁合体(なんだそれ)ウェアラブルカメラなのだ。
で、磁力でカシッと一瞬でくっつくのだけど、そのとき爪もがっしりはまるので厳しい撮り方をしても決して外れないのがいい。もうその脱着メカだけでも楽しいのだ。
今回、アマゾンジャパンからDJI Action 2を提供いただいたので、いろいろ使ってみることにした。Amazon.co.jpでの価格(税込み)は6万3800円だが、現在はセール中で4万4660円となっている。
DJI Action2とそれを生かすアクセサリーたち
DJI Action2には2種類のセットがあるのだが、今回使ったのは、DJI Action2のDual-Screen コンボ。カメラユニットに加え、フロントタッチ画面モジュールと活用するための最低限のアクセサリーが付いてくる。
DJI Action 2のコアとなるカメラユニットは一辺4センチ弱の正方形、奥行きは22.3センチ。正面にカメラ、背面に1.76型の正方形ディスプレイ、上部にボタンが1つ。
ただそれだけの超ミニマムだ。
上部のボタンは電源兼シャッター。これを押して電源を入れ、シャッターを押して撮影。長押しして電源オフという単純な構成だ。
背面の正方形のディスプレイはタッチパネル対応で四方向からのフリックなどで設定を変えたり再生したりできる。
カメラユニットだけでも撮影は可能で、内蔵ストレージは22.4GBの空きがある。ただ、本当にミニマムな構成なのでUSB端子も付いていない。単体では充電もできない。
そのために、下部に装着する電源モジュールが付属する。Dual-Screenコンボは自撮り用のディスプレイ付の電源モジュール(フロントタッチ画面モジュールという)。Powerコンボはディスプレイがないシンプルな電源モジュールだ。
電源モジュールは追加のバッテリーを内蔵する他、microSDスロットとUSB Type-C端子を持っている。
電源モジュールの使い方は簡単。カメラユニットをちゃっとくっつけるだけ。自動的にマグネットでくっついて、両側面の爪ががしっとハマって取れなくなるのだ。
USB充電を行うと、電源モジュールとカメラユニットの両方に充電される。
カメラユニットだけで撮影していてバッテリーがなくなったときは、電源モジュールをがちゃっと付けてやればカメラユニットへの充電が始まるので、カメラユニット単体で使っていてバッテリーがヤバくなったら電源モジュールを装着すればいいのだ。
カメラユニットはミニマムゆえ小さくて軽くて防水なので自在に遊べるけど、バッテリーの持ちはよくない。そんなときは、電源モジュールをカチャッと付けてそっちの電力をもらって充電できるし、多少大きくなっても構わなければ2階建てで使えばいいのである。
その辺は自在だ。2階建てにすればバッテリーの持ちもよくなるし、microSDへの記録もできるのでより長い動画を撮れる。
カメラユニットと予備バッテリー&インタフェースモジュールのペアをどう使うかが大事、ってことだ。
では付属のアクセサリーを使っていろいろと撮ってみよう。
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