スマホのバッテリー劣化を予測できるアプリ「スマホカルテ」、一般公開に
ニューズドテックは、7月4日に診断アプリ「スマホカルテ」の一般公開を開始。電源コネクター、カメラ、マイク、Wi-Fi、イヤフォン、液晶画面や通話/通信、ネットワークローミングなどの状態をチェックできる。
ニューズドテック(旧携帯市場)は、7月4日に診断アプリ「スマホカルテ」の一般公開を開始した。ダウンロードは無料で、9月からは有料機能も提供する予定。
本アプリは電源コネクター、カメラ、マイク、Wi-Fi、イヤフォン、液晶画面、通話/通信、ネットワークローミングなど最大26項目の項目をチェックしてレポートを提出。無料アプリでは月2回までの自動診断、レポート機能などを利用できる。
有料機能は、全ての診断が行える「機能診断コース」を550円(税込み、以下同)、バッテリーの劣化状態や最長2年先までの劣化予測が行える「バッテリー診断コース」を550円、両診断を利用できる「フル診断コース」を770円で提供。有料機能は全て回数制限がなく、一部診断はAndroidのみ対応となる。
また、同社がクロス・マーケティングのQiQUMOを利用し、600人を対象に6月28日に実施した「スマホの故障調査」で「今まで利用していたスマホが故障したことはあるか?」と聞いたところ「故障したことがある」は42%となり、故障の原因について質問したところ「外的要因(破損、水濡れなど)」が27%、バッテリーなどを含む「劣化」が36%、「基盤の問題」が15%、「原因不明の不具合」が22%となった。
「スマホの故障に備えて補償や保険に加入しているか?」と聞いたところ「加入している」が40%、「加入していない」が60%となる。加入している243人に対して故障したことがあるユーザーをクロス集計すると143人で、加入者に対して59%が実際に故障している。加入していない357人に対して故障したことがあるユーザーをクロス集計すると110人で、未加入者の31%が故障していることが分かった。
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