透明スマホ「Nothing Phone (1)」を試す 背面が光る仕掛けはどこまで“実用的”か(2/2 ページ)
8月に日本で販売予定の“光る半透明スマホ”「Nothing Phone (1)」。その実機に触れる機会を得た。背面が光る仕掛けが、どんなときに役立つのか、チェックしてみた。
色をカスタマイズできるとよかった
細かく見ていくと、面白いと思えたり、新たな発見があったりと、ユニークなギミックであることに間違いないが、残念なのはLEDの色をユーザーがカスタマイズできない点。基本的にはLEDが白色で点灯、もしくは点滅する仕様だが、せっかく“光る”仕様なら好きな色に変えられるとなおいいだろう。
一方で、明るさの調節をGlyph Interfaceの設定項目から行えるのは評価できる点だ。夜間で試したが枕元に置いていたとき、背面のLEDがピカッと光ると睡眠の妨げにもなりかねない。そんなときに輝度を暗く設定したり、特定の曜日や時間帯に消灯(LEDが光らなくなるように)したりできるのは便利だ。
Glyph Interfaceが電池持ちには与える影響も気になるところだ。同社いわくそれほど影響はないというが、実際に1080P(1920×1080ピクセル)30fpsの動画を、Glyph Interfaceを有効(白色LEDを点灯させた状態)にして、30分ほど撮り続けてみたところ、100%→90%に減った。
その他にも発熱がやや気になった。しばらく撮り続けると、充電端子周りよりカメラ、LEDが主に発光する背面中央がやや熱くなった。7月も中旬を迎えまさに夏場の今、この発熱に対してもシビアになる人は多いはず。逆にビデオ撮影を一切せずに、電話をしたりWebブラウジングをしたり、メールでのやり取りをしたりする分には電池持ち、発熱に関してビデオ撮影時ほど気にならなかった。
今後、Glyph Interfaceに対応するアプリや機能が増えることも切望したい。短時間ながら触った限りでは、進化の余地はまだあると感じた。
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