アンカー、独自充電技術「GaNPrime」発表 複数ポートでの高出力化と小型化を両立(2/2 ページ)
アンカー・ジャパンは7月26日、モバイル充電ブランド「Anker」の独自充電技術「GaNPrime」と、その対応製品を一挙発表。主な特徴として、100W以上に対応する超高出力と小型化、安全性の追求、複数ポートへの電力を最適に配分し、電力効率を極限まで高めたことを挙げている。対応製品も発表した。
GaNPrime対応製品の予約受付が7月26日スタート
GaNPrime対応製品の一部は予約受付が7月26日に始まり、一部は8月29日、その他の製品は9月中旬頃に発売となる。Anker Japan公式サイト、Amazon.co.jp、楽天市場、一部家電量販店などが取り扱う。各製品の名称、価格(全て税込み)、発売日、スペック、特徴は下記の通り。
GaNPrime対応USB急速充電器
- 735 Charger 7990円(8月29日発売):合計最大出力65W、単ポート最大出力65W、USB Type-A×1、USB Type-C×2、USB PD 3.0対応
735 ChargerはGaNPrime対応USB急速充電器としては最安値で、普段から小型かつ高出力の充電器を持ち歩きたい人におすすめの製品。一般的な67W充電器と比べて約55%小型化しているという。
- 737 Charger 1万2990円(8月29日発売):合計最大出力120W、単ポート最大出力100W、USB Type-A×1、USB Type-C×2、USB PD 3.0対応
737 Chargerはイヤフォン、スマートフォン、ノートPCなどを3台同時に急速充電できるのが特徴。移動中でも短時間で充電したい、ハイスペックなノートPCを急速充電したい――というニーズに応える。
- 747 Charger 1万4990円(9月中旬発売):合計最大出力150W、単ポート最大出力100W、USB Type-A×1、USB Type-C×3、USB PD 3.0対応
747 ChargerはMacBook ProなどのノートPCを2台同時に急速充電しながら、スマートフォンの充電も可能な製品。出力数が高くポート数が多いことから、「複数人で1つの充電器をシェアする際にも便利」(同社)とのことで、使用できるコンセント数が限られる旅行、移動中に最適だという。
GaNPrime対応モバイルバッテリー&USB急速充電器
- 733 Power Bank PowerCore 65W 1万4990円(8月29日発売):AC充電利用時の最大出力65W、1万mAhバッテリー利用時の最大出力30W、USB Type-A×1、USB Type-C×2、USB PD 3.0対応
ノートPC、スマートフォンなどを同時充電できるモバイルバッテリー&USB急速充電器ならこの1択――といっても過言ではない本製品。モバイルバッテリーとしては容量1万mAhで最大出力が30Wであるため、MacBook Airの充電に適しているという。
GaNPrime対応電源タップ
- 727 Charging Station 1万2990円(8月29日発売):合計最大出力100W、単ポート最大出力100W、USB Type-A×2、USB Type-C×2、AC差込口×2、USB PD 3.0対応
727 Charging StationはUSB Type-A、USB Type-C、ACをそれぞれ2ポートずつ搭載した電源タップ。それでありながら厚さわずか約2cmを実現。同社いわく、iPhone 13 Proとほぼ同サイズで、持ち運びにも適しているそうだ。
- 615 USB Power Strip 6990円(8月29日発売):合計最大出力65W、単ポート最大出力65W、USB Type-A×1、USB Type-C×2、AC差込口×2、USB PD 3.0対応
こちらは製品本体にケーブルを収納でき、USB Type-Cポートから最大65W出力が可能な点を大きな特徴としている。727 Charging Stationよりも厚みがあるものの、丸みを帯びた形状のため、手になじみやすいのもポイントとなっている。
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