キャリアのでんきサービスに乗り換える価値はある? 「ドコモでんき」「auでんき」「ソフトバンクでんき」の違い(3/4 ページ)
「携帯電話会社が提供している電気サービスに切り替える価値はあるのか?」そんな疑問に答えるべく、この記事ではドコモでんき、auでんき、おうちでんき(ソフトバンクでんき)をメインとした、新電力の料金プランについて解説する。
Pontaポイントが還元されるauでんき
auでんきはauエネルギー&ライフを新電力、auをauエネルギー&ライフの取次という販売形態で提供されています。切り替え工事不要、解約時の違約金や事務手数料も不要です。
料金プランは毎月の電気料金に応じてPontaポイントが還元される「auでんき(でんきMプラン)」と、環境保全に関係した「auでんきecoプラン」の2つです。
auでんき(でんきMプラン)は離島を除く全国、auでんきecoプランは沖縄電力エリアおよび離島を除く全国に対応しています。ただし、現在オール電化住宅や「高圧一括受電契約」を結んでいるマンションに住んでいる場合は、auでんきそのものに切り替えることはできません。
auでんき(でんきMプラン)の電気料金は地域の電力会社(従量電灯)とほぼ同じです。ですので、切り替えるメリットはau携帯電話、UQ mobile携帯電話、auひかりとセットにすると毎月の電気料金に応じてPontaポイントが還元される「auでんきポイントで割引」にあります。毎月の電気料金5000円(税別)未満で1%還元、5000円から8000円未満(税別)で3%還元、8000円以上(税別)で5%還元が受けられます。
さらに、電気料金の支払いをau PAY ゴールドカード(年会費1万1000円)払いにすると3%上乗せ、au PAYカード払いにすると1%上乗せすることが可能になる「auでんき・都市ガス for auご契約ポイント」もあります。こちらは、税込み100円ごとに1ポイント還元されます。
au携帯電話、UQ mobile携帯電話、auひかりを契約しておらず、単体でauでんき(でんきMプラン)を利用した場合の還元額は、毎月の電気料金5000円(税別)未満で0.5%還元、5000円から8000円未満(税別)で2%還元、8000円以上(税別)で3%です。Pontaポイント還元の対象となる料金は「基本料金」と「電力量料金(従量料金)」のみであり、前述した「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」は、ポイント進呈の対象外です。
auでんきecoプランも電気料金は地域の電力会社(従量電灯)とほぼ同じです。特徴はドコモでんき Greenのように、販売している電気(LNG火力等を含む電源から調達した電気)の全量分に二酸化炭素を排出しない方式で発電された電気であることを証明された証書(非化石証書)を購入・付与しています。ドコモでんきGreenとの違いは、非化石証書購入分のコストを電気料金に反映させていないことです。
さらに、auでんきecoプランの契約者から支払われた電気料金のうち、2%相当額が環境保全団体に寄付される仕組みをとっているため、環境意識が高い消費者にとっては魅力的に映る電気料金プランかもしれません。ただし、auでんき(でんきMプラン)と違い、電気料金の支払いに応じてPontaポイントが還元されるauでんきポイントで割引は対象外です(auでんき・都市ガス for auご契約ポイントは対象)。
UQ mobileならセット割引でスマホ料金が安くなる
UQ mobileの「くりこしプラン+5G」とauでんき(でんきMプラン・ecoプラン)をひも付けると、UQ mobileのスマートフォンに「自宅セット割」を適用させることが可能です。
くりこしプランS+5G、くりこしプランM+5Gで638円割引、くりこしプランL+5Gで858円割引になり、それぞれ月額990円、2090円、2970円で利用できます。ちなみに今ならデータ量が13カ月間無料で増量される「増量オプションII 1年間無料キャンペーン」が実施中なので、くりこしプランS+5Gで5GB、くりこしプランM+5Gで20GB、くりこしプランL+5Gで30GBのデータ量が1カ月使えます。
自宅セット割を適用させることができる回線数は10回線までなので、家族の回線にも適用させることができます。なお、自宅セット割と前述した「auでんきポイントで割引」は併用できます。
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