J.D.パワーのクレカ満足度調査 前年から横ばいも、モバイルアプリ利用者の満足度が高い
J.D.パワーは、8月23日に「2022年クレジットカード顧客満足度調査」の結果を発表。総合満足度スコアは前年からほぼ横ばいだがメインカードのヘビーユーザー、とくにポイントプログラムの満足度が大きく低下している。
J.D.パワーは、8月23日に「2022年クレジットカード顧客満足度調査」の結果を発表した。調査対象はクレジットカード会社が発行するプロパーカードを保有する20〜69歳の本会員で、回答者数は7655人。
クレジットカード4部門合計の総合満足度スコアは、前年から+1ポイントとほぼ横ばい。ファクター別では「クレジット機能」のほか「手続き・サポート」と「年会費」は+10ポイント以上向上している。一方「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」は前年から横ばい圏内となった。
業界全体の総合満足度は横ばいだが、1カ月の平均支払い金額が10万円以上などの条件を満たすメインカードのヘビーユーザーは総合満足度が前年比−13ポイントと大きく低下。とくにポイントプログラムは−20ポイント、クレジット機能や会員向けサービス/特典、手続き・サポート内の「コールセンター」で−10ポイント以上低下している。
また、利用明細(請求金額)の確認でのモバイルアプリの利用が2021年から+5ポイント増加。Web(ホームページ)/モバイルアプリによる各種手続きや問い合わせも前年から+4ポイント増加し、23%となった。利用明細(請求金額)やWeb(ホームページ)/モバイルアプリでの各種手続き/問い合わせでも確認方法別に総合満足度を見るとモバイルアプリが最も高くなっている。
総合満足度ランキングは、年会費2万円以上かつ国際ブランド提供会社のカードを「プレミアム部門」、プレミアム部門以外の年会費1万円以上のカードを「ハイステータス部門」、年会費1万円未満を「スタンダード部門」とし、「年会費無料部門」を加えた4部門で選出している。
プレミアム部門は全ファクターで最高評価を得たJCBカード、ハイステータス部門はクレジット機能と会員向けサービス/特典で評価が高いエポスカード、スタンダード部門は5年連続でエポスカード、年会費無料部門では三井住友カードがクレジット機能、会員向けサービス/特典、手続き・サポートで最高評価となっている。
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