最も意識している経済圏は楽天、総合満足度はPayPayがトップ MMDの調査より
MMD研究所が「2022年7月経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表。最も意識している経済圏は「楽天経済圏」、総合満足度トップは「PayPay経済圏」で、意識する理由は「ポイントが貯まる機会が多い」となった。
MMD研究所は、8月10日に「2022年7月経済圏のサービス利用に関する調査」の結果を発表した。予備調査は18〜69歳の男女2万5000人、本調査でドコモ経済圏/au経済圏/PayPay経済圏/楽天経済圏/イオン経済圏のメイン利用者各500人、計2500人を対象に行った。調査期間は7月15日〜7月20日。
予備調査で5つの経済圏のいずれかを意識しているか聞いたところ「意識している」と回答した人が52.0%となり、2022年4月と比較すると「意識している」が3.5ポイント増加。最も意識している経済圏は楽天経済圏が46.8%、ドコモ経済圏が17.5%、PayPay経済圏が15.1%で、2022年4月と比較するとドコモ経済圏、au経済圏、PayPay経済圏が増加傾向にある。
5つの経済圏のメイン利用者2500人に、最も意識している経済圏の満足度を聞いた。総合満足度のトップはPayPay経済圏で、イオン経済圏、楽天経済圏と続く。最も意識している経済圏を意識し始めるきっかけとなったサービスは、買い物する場所が25.9%、QR/バーコード決済が20.2%、クレジットカードが18.9%となった。経済圏別で見ると、ドコモ経済圏とau経済圏が通信会社、PayPay経済圏はQR/バーコード決済、楽天経済圏とイオン経済圏は買い物する場所がそれぞれトップとなる。
経済圏を意識していこうと考えた理由は「ポイントがたまる機会が多いから」が22.4%、「ためたポイントを使いやすいから」が17.1%、「よく利用するサービスでポイントがたまるから」が15.5%。ポイントをためている場所(複数回答)は、ドコモ経済圏とau経済圏が通信料金、PayPay経済圏、楽天経済圏、イオン経済圏がECサイト/アプリとなった。また、メイン利用している経済圏のポイントを使っている場所は、全てECサイト/アプリがトップとなった。
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