“経済圏”の依存度はドコモ、継続利用意向はPayPayがトップ
MMD研究所が「経済圏の意識に関する調査」第2弾の結果を発表。メイン利用している経済圏の依存度トップはNTTドコモ、継続利用意向トップはPayPayとなった。
MMD研究所は、6月3日に「経済圏の意識に関する調査」第2弾の結果を発表した。調査対象はドコモ経済圏、au経済圏、ソフトバンク経済圏、楽天経済圏、イオン経済圏、PayPay経済圏をメイン利用する2988人で、調査期間は4月15日〜4月19日。
予備調査で男女2万5000人に6つの経済圏のいずれかを意識しているか聞いたところ、48.5%が「意識している」と回答。最も意識している経済圏は、楽天経済圏が48.2%、ドコモ経済圏が16.5%、PayPay経済圏が11.3%となった。また、18歳〜69歳の男女2万5000人に今後意識していきたい経済圏を聞いたところ、楽天経済圏が32.5%、ドコモ経済圏が13.5%、PayPay経済圏が9.9%となる。
6つの経済圏をメイン利用するの2988人へ経済圏の依存度を10点満点で聞いたところ、10点の比率はドコモ経済圏が16.8%と最も多く、次にPayPay経済圏が14.8%、au経済圏が14.6%となった。全体の76.3%が「1年後も継続利用したい」と回答し、経済圏別ではPayPay経済圏が80.2%、ドコモ経済圏が79.8%、楽天経済圏が77.8%となった。
メイン利用の経済圏を意識し始めるきっかけになったサービスを聞いたところ、ドコモ経済圏/au経済圏/ソフトバンク経済圏は「ポイント(ポイントカード作成)」、楽天経済圏とイオン経済圏は「買い物する場所」、PayPay経済圏は「QRコード決済」がそれぞれトップ。全体の45.6%が「利用するサービスを増やしていきたい」と回答し、経済圏別ではPayPay経済圏が54.0%、ドコモ経済圏が52.6%、au経済圏が48.8%となった。
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