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楽天モバイルの通信障害は約130万回線に影響 原因はネットワーク設備の再起動
楽天モバイルは9月4日午前10時58分ごろに発生し、13時26分ごろに復旧した通信障害の影響範囲を明らかにした。全国規模で起き、約130万回線に影響が及んだという。原因はネットワーク設備の再起動による、通信トラフィックの輻輳だという。
楽天モバイルは9月4日午前10時58分ごろに発生し、13時26分ごろに復旧した通信障害の影響範囲を明らかにした。
それによると、今回の通信障害は全国規模で起き、約130万回線に影響が及んだという。原因はネットワーク設備の再起動による通信トラフィックの輻輳(回線にアクセスが集中し、処理が滞ってしまった状態)だという。
今回の通信障害では、約2時間半に渡り、楽天モバイルを契約している一部のユーザーが通話やデータ通信を利用しづらくなり、緊急通報にも影響が出た。
電気通信事業法第28条では、緊急通報(110/118/119番への発信)に対応する音声伝送サービスにおいて、1時間以上かつ3万人以上に影響が出た場合、重大な事故に該当し、通信事業者は総務省に報告を行う必要がある。
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