ドコモの「Xperia 1 IV」にソフト更新 5G SAサービスを利用可能に
NTTドコモが発売する「Xperia 1 IV SO-51C」にソフトウェア更新が行われる。適用すると、8月下旬からサービスを開始した「5G SA」を利用できるようになる。ただし、利用するには別途申し込みが必要なので注意しよう。
NTTドコモは9月12日、ソニー製スマートフォン「Xperia 1 IV SO-51C」のソフトウェア更新プログラムを公開した。適用すると、NTTドコモの5G SAサービスを利用できるようになる。
同機種で5G SAサービスを利用した場合の最大通信速度(理論値)は、下り4.9Gbps/上り1.1Gbpsとなる。利用するにはサービスへの申し込みの他、同サービスに対応するドコモnanoUIMカード(※1)が必要となる。
(※1)Ver.6以降の「ドコモUIMカード」(水色/緑色)と、ahamo用ドコモUIMカード(青色)
5G SAサービスを利用する際は、ドコモnanoUIMカード Ver.6(左)、ドコモnanoUIMカード Ver.7(右)またはahamo用ドコモnanoUIMカードが必要となる。より古いバージョンを使っている場合は、カードの交換が必要となる
今回の更新では、「より快適に利用できるようにするための品質改善」と、セキュリティパッチの更新(2022年8月分の適用)も行われる。
更新方法
ソフトウェアの更新は、モバイル通信、またはWi-Fi(無線LAN)でインターネットに接続した上で端末単体で行う。国内でドコモのSIMカードを使って「spモード」に接続していると、ダウンロードにかかるデータ通信料は無料となる。海外で更新作業を行う場合は、Wi-Fi接続が必須となる。
アップデートに関する通知が出ている場合は、それをタップすることで更新の手続きを始められる。通知が出ていない場合は、以下の手順で更新をスタートできる。
- 端末設定を開く
- 「システム」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- 「アップデートをチェック」をタップ
- 画面の指示に従う
更新の標準所要時間は約12分となる。ただし、端末の状況によってはこれよりも時間を要する場合もあるので注意しよう。
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