iPhoneバイヤーズガイド(2022年9月最新版):iPhone 14、13、12、SEのどれを選ぶ?(5/5 ページ)
iPhone 14 Pro MaxからiPhone SEまで、iPhoneのラインアップの裾野は広い。最新のiPhone 14世代から2世代前のiPhone 12からまで、多様なiPhoneの選び方の“コツ”をまとめた
iPhone 12でも基本性能に不足はなし
価格を重視しながら長く使いたいなら、iPhone 12シリーズも選択肢に入れてもいいだろう。iPhone 12シリーズは5Gに対応した初のiPhoneだ。2019年発売のフラグシップモデルながら、標準モデルはiPhone 14発売後もApple Storeで販売されている。
基本的な機能は14シリーズとほぼ共通で、Face IDやApple Pay、MagSafeアクセサリーやワイヤレス充電など、現代のiPhoneでは標準となった多くの機能を搭載している。最新の3Gゲームなどで使わず、カメラ性能もさほど気にしないというユーザーなら、iPhone 12の性能でも不足を感じることはないだろう。
Apple StoreでのiPhone 12の価格は、64GBモデルで9万2800円。iPhone 14と比べると2万円ほど安く手に入る。UQ mobileやY!mobileなど、大手キャリアのサブブランドでも販売されている。
→・「iPhone 12/12 Pro」先行レビュー カメラからMagSafe、5Gまでを速攻試した
指紋認証重視でiPhone SEもアリ?
低価格でiPhoneを手に入れたいなら、iPhone SEを選択肢になるだろう。iPhone SEシリーズはiPhoneの中で最も手頃な価格帯のモデルで、最新の第3世代でも5万円台で購入できる。
iPhone SE(第3世代)は現行のiPhoneの中で唯一、Touch ID(指紋認証)に対応している。形状は2017年発売のiPhone 8とほぼ同等で、上下の画面枠の厚みは古めかしくも感じるが、切り欠きがないすっきりとした画面形状となっている。アウトカメラは単眼の1200万画素と、カメラ性能も控えめだ。
iOS 16が利用できるモデルは、iPhone SE(第2世代)とiPhone SE(第3世代)の2モデルになる。iPhone SE(第3世代)は、iPhone 13シリーズと同じプロセッサのA15 Bionicを搭載しており、5Gもサポートしている。今後数年のOSバージョンアップも期待できるだろう。
iPhone SE(第2世代)は形状こそiPhone SE(第3世代)と同等だが、プロセッサはiPhone 11と同じA11 Bionic。5Gをサポートしていないため、これから4〜5年使っていくと、通信エリアの狭さを感じるかもしれない。中古での入手性が高いため、とにかく安くiPhoneを手に入れたい人には、いい候補となるだろう。
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