「iPhone 14」のメインカメラは“13 Pro並み”だが他は弱い? 14 Proとの違いも含めて徹底レビュー:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
「iPhone 14」の背面には超広角カメラとメインカメラの2つのカメラが搭載されている。「iPhone 13 Pro」と同じカメラになったメインカメラは「iPhone 13」と比べてワンランク上がった印象で、フロントカメラにも力が入っている。動画撮影には「アクションモード」が楽しく、普段使いには十分といった印象だ。
アクションモードが楽しい動画機能
1つ前の世代から大きく進化したのが動画。iPhone 14 Proと同様、動画に「アクションモード」が付いたのだ。
アクションカメラのように手に持って動きながら撮る際に有効な強力な手ブレ補正機能で、画角が狭くなり、サイズも2.8Kに限定されるものの、すごく強力なブレ補正をみせてくれる。
実際に写る範囲を見てみたい。だいたい0.5xと1xの間くらいの画角になるのが分かる。
そして実際に撮ってみた画像がこちら。確かに動きが滑らかで、細かい振動がない。
また、シネマティックモードも4Kに対応。より映画っぽい24fpsも選べるようになった。これもいい。
ProResでの撮影こそできないが、通常の動画なら超広角も広角も4K60pで撮れるし、2.8Kなら動きながらの撮影もOKだし、4Kでのシネマティック撮影もできるしということで、動画をもっと撮りたい、つい静止画より動画を撮っちゃう人にとってiPhone 14は魅力的だ。
つまるところ、静止画面で見るとメインカメラこそ13 Pro以上になったが、そこ以外はちょっと弱いかな。でもインカメラは最新のProモデルと同じに進化したし、動画メインの目で見ると撮れるシーンが増えてより楽しめるので、ワンランクストレージの多いモデルに買い換えたくなるといえそうだ。
で、インカメラへのニーズ、動画撮影・シェアの増加を考えると、スタンダードモデルの路線としてはポイントをついた強化をしてきたのである。メインカメラのスペックだけを見ていると弱いのだけど、重要なのはそこじゃないのだ。
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