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「iPhone 14」のメインカメラは“13 Pro並み”だが他は弱い? 14 Proとの違いも含めて徹底レビュー荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

「iPhone 14」の背面には超広角カメラとメインカメラの2つのカメラが搭載されている。「iPhone 13 Pro」と同じカメラになったメインカメラは「iPhone 13」と比べてワンランク上がった印象で、フロントカメラにも力が入っている。動画撮影には「アクションモード」が楽しく、普段使いには十分といった印象だ。

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いろいろいったけど基本的に画質はめちゃいいですよ

iPhone14
ではいろんなシーンで撮ってみよう

 なんか途中で結論が出ちゃったけど、せっかくなのでいろんなシーンでの写真をチェックしておこう。14 Proと細かいとこをねちねち比べると気になるところあるんだけど、普通にカメラとして使う分にはクオリティーは十分すぎるのだ。

 まずは超広角。見て分かる通り、明暗差がすごくデカい構図なのだけど、暗部の階調を少し出しつつ、ハイライト部はきっちりという実にいい。

 写真をぱっと見て感じるのは、ディテールの描写よりも色や階調の滑らかさや撮ろうとしたものがいいバランスで撮れているか、なので、そういう意味ではもうかなりのデキだ。

iPhone14
超広角で、地下から撮った新宿の高層ビル群。明暗差がものすごくデカいのだけど、スマートHDRがうまく処理している

 人を撮るときもよし。

 背景にiPhone 14 Proの広告があったのでそれを入れてみた。

iPhone14
背景にiPhone 14 Proの広告をいれつつ撮影。画質的には何の問題も無い

 ポートレートモードも年々バージョンアップしていて、ちょっと前の世代に比べると不自然さもなくてエッジのディテールもボケ方も良くなっている。もちろんiOS 16なので前ボケもあり。

iPhone14
横から外光が入る室内でポートレートモード
iPhone14
ポートレートモードのクオリティーも安定してきて何より。ストローが消えるとかいわれた時代が懐かしいレベル

 人じゃないものも撮ってみた。巣鴨のすがもん。豊島区にある巣鴨地蔵通り商店街のゆるキャラが郵便ポストから上半身を出していたのでつい。

iPhone14
郵便ポストに埋まっている「すがもん」ってのがなんとも脱力的かわいさなのだった

 続いて近距離のスナップを。合い盛りのカレーと店頭で見つけたらバラ。

iPhone14
マクロモードはないけど、このくらいなら寄れるのだ。ライスや皿の白もいい感じにおいしそう
iPhone14
1枚くらい華やかな色の写真を、ってことで秋のバラ。赤の鮮やかさがよし

 暗所ではナイトモードの出番。iPhone 13よりメインカメラのセンサーが良くなったので、多少暗い程度ならナイトモード不要だし、ナイトモードはさすがの写りだ。

iPhone14
メインカメラを使い、ナイトモードで団地夜景。暗部を無理に持ち上げないのは好ましい。深夜の寂しさが出ている
iPhone14
部屋の片隅で寝ているうちの猫。普段納戸として使っている暗目の部屋だがナイトモードにならずきれいに撮れた。多少感度が上がっても問題なし

 かくして、結論はさっき書いちゃったけど、満遍なくカメラを強化してきたのがiPhone 14 Proなら、インカメラと動画を中心に強化したのがiPhone 14なのだった。iPhone 14 Proの「メインカメラが4800万画素!」に比べるとインパクトは弱いのだけど、全体としては悪くないと思う。特にインカメラを使うことが多い、あるいは動画をよく撮る旧iPhoneユーザーはこっちに買い換えちゃってもいいんじゃあるまいか。

モデル:長谷川実沙

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