スマホの充電で“やっちゃダメ”なこと:Mobile Weekly Top10
スマートフォンで使われるリチウムイオンバッテリーやリチウムポリマーバッテリーは、いわゆる「つぎ足し充電」には強いのですが、充電と放電のサイクルを早く積み重ねたり過剰な熱が加わったりすると寿命が早まってしまうという弱点があります。少しでもバッテリーの寿命を延ばしたいなら、何を心掛ければいいのでしょうか……?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2022年11月3日〜2022年11月9日
- スマートフォンの充電でやってはいけないこと
- Androidスマートフォンの“寿命”がiPhoneよりも短い理由
- 「Pixel 7 Pro」が実質2万7800円から Googleがブラックフライデーセールの開催を予告
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年11月3日から2022年11月9日までの7日間について集計し、まとめました。
アクセス数の1位は、スマートフォンの充電においてやってはいけないことをまとめた記事でした。
最近のスマホ、タブレットやノートPCでは充電池として「リチウムイオンバッテリー」または「リチウムポリマーバッテリー」を採用しています。これらのバッテリーは、継ぎ足し充電による「メモリ効果」がほとんど起こらないというメリットがある反面、満充電にしたまま放置すると劣化しやすく、温度の変化に弱いという欠点があります。
そんなこともあり、最近のスマホ、タブレットやノートPCの多くは、バッテリー自体の寿命を延ばすために意図的に満充電にしない機能を備えています。この機能を有効にすると、おおむね満充電容量の80〜90%の容量で充電をストップするようになっています。
1位の記事で「0%からではなく、20%から充電を始め」るのが良いと書いてありますが、これはバッテリーの寿命の目安となる「サイクルカウント」を遅らせる観点では有効です。サイクルカウントは、バッテリー容量分の充放電を1回行うと「1」とカウントされるもので、スマホのリチウムイオン/リチウムポリマーバッテリーでは、おおむね300〜500カウントが寿命の目安と言われています(容量の大きいノートPCでは、700〜1000カウントが目安となることがあります)。
バッテリー切れ直前から満充電するような使い方をすると、サイクルカウントはあっという間に積み上がっていきます。つまり、バッテリーの寿命を早く食いつぶしてしまう可能性があるのです。スマホ、タブレットやノートPCを充電する際は、なるべくサイクルカウントを積み重ねないように気をつけましょう。
加えて、リチウムイオン/ポリマーバッテリーは、自らの発熱を含め、熱による劣化にも気を付ける必要があります(特性的には冷えすぎなのも良くないのですが……)。特にボディーの小さなスマホの場合は、「充電しながら動画視聴やゲーム」といったような熱を過剰に発生させるような使い方も避けましょう。
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