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auのオンラインブランド「povo」の意味は? 現在の仕組みや生まれた理由も紹介:モバイルIT用語辞典
auが2021年3月に提供を始めたオンラインブランド「povo」。現在は「povo2.0」として、基本料金0円からさまざまな「トッピング」を追加する形で24時間だけの無制限データ容量や、大容量かつ長期間のオプションを提供している。
2021年3月にauが提供を始めたオンラインブランド「povo」。独自のオプション「トッピング」を組み合わせる仕組みの他、同年9月に「povo2.0」として月額料金を0円とするなど、独特な取り組みが特徴的なブランドだ。
この「povo」という言葉は、「point of view」=「視点」と、ラテン語の「ab ovo」=「卵から/最初から」という意味を組み合わせた造語だ。新たな視点によるサービスの誕生や、成長を意味しているという。
マスコットともいえるキャラクターは白い卵がモチーフで、トッピングの増加に応じてさまざまな姿へ変化する。
2020年ごろから総務省が継続して取り組んできた、携帯電話料金の低減や手続きの簡素化などを目指す「アクション・プラン」により生まれたといえるpovo。2021年9月29日にpovo2.0の提供を始めて月額料金を0円とし、24時間だけのデータ容量無制限トッピングや大容量かつ長期間のデータ容量を追加するトッピングを提供している。「1.0」での基本料金は月額2728円(税込み)だった。
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