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2022年を振り返る(1月編):スマホ決済はやっぱり「還元」ありきなのだろうか?Mobile Monthly Top10

1年間でよく読まれた記事を月単位で振り返る「Mobile Monthly Top10」が始まります。2022年1月は、スマホ決済のキャンペーンをまとめた記事がよく読まれました。

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 2022年も、残りわずかとなりました。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位でチェックしつつ、この年を振り返っていこうと思います。今回は、1月における記事のアクセス数のトップ10を紹介します。

還元
「マイナポイント」もそうですが、還元系の話題は人気です

 1月のアクセス数の1位は、スマートフォン決済のキャンペーンをまとめた記事でした。キャンペーンのまとめ記事は、8位にもランクインしました。加えて、「マイナポイント」の第2弾に向けて準備すべきことをまとめた記事が4位となりました。

 スマホ決済やマイナポイントに関する記事は1年を通して人気だったのですが、特に1月と2月は本当によく読まれた印象です。とりわけ、1月時点においてマイナポイントの第2弾の“本番”は約5カ月後(6月30日)だったので、マイナポイントの記事については「今から読む人も多いんだな……」と結構驚いた記憶があります。

 スマホ決済もマイナポイントもそうですが、人は「おトク」なものに引かれる習性があります。高額(あるいは高率)の還元プログラムがあるとなったら、その恩恵にあずかろうと考えるのはムリもありません。ただ、これも以前から言っているような気がするのですが、時がたつにつれて「おトク」を得るために必要な条件も厳しくなる(≒満たすのが難しくなる)傾向にあるのも事実です。

 もちろん、「おトクさ」をフックにサービスを使ってもらう(契約してもらう)という手法自体は悪くないと思うのですが、これまた以前からの繰り返しですがおトク以外に何か使い続ける動機(モチベーション)が欲しいと思う所です。

 マイナポイントは「マイナンバーカード」を持ってもらおうという動機を喚起する策ですが、マイナンバーカード自体の利便性を高める方策を(その良し悪しはさておき)矢継ぎ早に打ち出しています。一方でスマホ決済については、私個人としてはおサイフケータイ(モバイルFeliCa)、あるいは最近よく聞く「タッチ決済」(EMVコンタクトレス)と比べると、キャンペーンが多いということ以外のメリットを見いだせていません。「プリペイド残高のみ対象」「クレジットカードを使う場合は特定のカードのみ対象」というキャンペーンが多いのも、利用意欲を下げる原因になってしまっています。

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