2022年を振り返る(7月編):「Pixel 6a」は“お手頃スマホ”の概念をどう変えた?:Mobile Monthly Top10
1年間でよく読まれた記事を月単位で振り返る「Mobile Monthly Top10」。7月に一番読まれたのは、Googleが突如発表した「Pixel 6a」のレビュー/考察記事でした。
2022年も、残りわずかとなりました。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位でチェックしつつ、この年を振り返っていこうと思います。今回は7月における記事のアクセス数のトップ10を紹介します。
ITmedia Mobile Monthly Access Top10
2022年7月1日〜2022年7月31日
- 5万円台でも性能はハイエンド機並みの「Pixel 6a」 Googleが廉価スマホの位置付けを変えた理由
- 「マイナポイント第2弾」に申し込んでみた 合計2万円の特典を得るのに必要なことは?
- 毎月1円で思わず購入 「Galaxy Z Flip3 5G」に触れて分かった、縦折りスマホの真価
- IIJmio、回線契約なしでスマートフォンなどを単体購入可能に 8月から
- 「Nothing Phone(1)」の正体に迫る 操作感良好でコスパも悪くないが、課題も
- ドコモが頭を悩ませる「シニアのd払い利用」 井伊社長が考える打開策は?
- Xiaomiのライカスマホ「Xiaomi 12S Ultra」に触れる グリーンもカッコいい
- Xiaomi、ほとんどスマートウォッチなバンド「Xiaomi Mi Band 7 Pro」を約7700円で発売
- マイナポイント第2弾でどの決済サービスを選べばいい? 主要サービスの還元特典まとめ
- Androidスマホでスクリーンショットを撮る4つの方法
7月におけるアクセス数の1位は、Googleが7月28日に発売したスマートフォン「Pixel 6a」を先行レビューした上で、その立ち位置を考察した記事でした。
GoogleのPixel(ピクセル)ブランドのスマートフォンは「Pixel 3シリーズ」から日本でも取り扱いが始まりました。Pixel 3シリーズ以降では、メインストリームモデルから半年ほど置いて廉価モデルである「Pixel a」を発売することが定番となっています。
従来のPixel aシリーズはフラグシップモデルからSoC(プロセッサ)のランクを引き下げるなど本当の意味での“廉価版”という位置付けでしたが、フラグシップモデルと同じSoCを採用するなど、Pixel 6aはフラグシップモデルとの差分が少なくなりました。強いていうなら、カメラやディスプレイのスペックと一部ボディー素材の変更で差別化している感じです。
プロセッサは同じで他の部分で差分を設ける――記事でも指摘がある通り、このやり方はここ数年のiPhoneに近いものがあります。私も先行レビューをしましたが、5万3900円(税込み)でここまでサクサクなAndroidスマートフォンが使えるとは思っていなかったので、良い意味でビックリしたことを覚えています。本当にいい時代になったものです。
価格面と性能面のバランスの良さは、フラグシップモデルの後継となる「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」がリリースされてもあせることはありません。むしろ、その良さが再評価されたようにも思います。ただ、先に触れたカメラやディスプレイの性能には無視できない差があることもまた事実です。実際に使い比べないと分からない部分ですが、特にディスプレイのスペック差は結構大きいと感じます。Pixel 6aの購入を検討している人は、同機種とPixel 7の実機がある店舗で適当なWebサイトをスクロールして見比べてみてください。「これなら大丈夫」と感じられたなら、Pixel 6aはお勧めです。
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