3月から3000円値上げ iPhoneのバッテリーを交換すべき人、しなくていい人
AppleがiPhoneやiPadの保証対象外バッテリーの交換料金を3月1日に値上げします。値上げ幅はiPhoneの場合、一律で3000円、iPadは3800円。iPhoneやiPadなどのバッテリー持ちが気になっているのであれば、値上げ前のタイミングで交換をしておいた方がいいかもしれません。
1月にお伝えした通り、AppleがiPhoneやiPadの保証対象外バッテリーの交換料金を3月1日に値上げします。値上げ幅はiPhoneの場合、一律で3000円、iPadは3800円。iPhoneやiPadなどのバッテリー持ちが気になっているのであれば、値上げ前のタイミングで交換をしておいた方がいいかもしれません(料金はいずれも税込み)。
バッテリーの状態が80%以上を維持しているかどうかを確認しよう
値上げ前に駆け込みといっても、劣化もしていないのにわざわざ費用をかけてバッテリーを交換する必要はありません。最近バッテリー持ちが悪くなってきた、急にシャットダウンや再起動をすることが増えてきたと感じているなら、バッテリーが劣化している可能性もあります。「設定 > バッテリー」から「バッテリーの状態と充電」を確認してみましょう。
最大容量が80%以下になっているのであれば、バッテリー交換を考えるタイミングです。バッテリーは長年使っていると劣化が進んでいき、その状態で使い続けると発熱や発火などの恐れも出てきます。「まだ使えるから」「あと1年で買い替えるから」と考える気持ちは分かるものの、適切なタイミングでバッテリーは交換すべきです。
逆に、80%以上を維持しているのであれば、まだ交換する必要はありません。ただ、80%以上だったとしても、あと1〜2年は使い続ける予定で、その間に80%を切るかもしれないという場合には、この機会に交換してもいいでしょう。使い方にもよりますが、1度バッテリーを交換すれば、おおむね2年程度は劣化を気にせず使い続けられるはずです。
なお、AppleCare+に加入している場合、最大容量が80%を切っていれば無償でバッテリー交換が可能です。駆け込みで申し込む必要はありません。ただ、AppleCare+の期間切れが迫っており、まだ80%以上だが、期限切れのタイミングですぐに80%以下になりそうということなら、値上げ前にバッテリー交換をしてしまうのもありかもしれません。
注意点として、バッテリー交換のためには端末を分解する必要があるので、ディスプレイに貼られている保護フィルムや保護ガラスなどは剥がされた上で破棄となります。もし3000円以上の保護フィルム、保護ガラスを使用しているのなら、そのことも考慮する必要はあるでしょう。
バッテリー交換の申込み手順
ここからは、実際にiPhoneのバッテリー交換の申込み手順を確認してみましょう。バッテリー交換は、「iPhoneの修理サービス」のページから申し込みできます。
「お手続きはこちらから」を選択し、次の画面で「修理と物理的な損傷 > バッテリーサービス」と進みます。
すると、「持ち込み修理」と「配送修理(オンライン手続き)」の選択になります。
持ち込み修理は、近くのストアを選択し、持ち込む日時を予約するというもの。Apple IDでサインインしていれば、近くのApple Storeや正規プロバイダーが表示されます。配送修理は、自宅に宅配業者がと引き取りに来てくれるというもので、引き取りの日時やバッテリー交換費用の支払い方法を設定します。持ち込み修理の場合、パーツの在庫状況などにもよりますが、即日対応となる場合もあります。配送修理の場合は、おおむね1週間前後は端末が手元から離れることになります。
どちらの場合も、バッテリー交換だけであれば端末の初期化は行われませんが、念のためバックアップしておくことをおすすめします。
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