スマホのバッテリーを交換せずに使い続けてはいけない理由
スマートフォンに入っているバッテリー。交換のタイミングについて知らない人が多いのではないだろうか。いつどうやって交換すべきか紹介する。
スマートフォンに入っているバッテリー。交換のタイミングについて知らない人が多いのではないだろうか。
iPhoneのバッテリーは500回の充放電(充電サイクル)を繰り返したとしても、最大80%の容量を維持できるように設計されている。Appleのいう充電サイクルとは合計で100%になる充電を行った回数、もしくは合計で100%放電した回数のこと。過去の記事では例として以下の挙げている。
- ある1日のうちにiPhoneのバッテリーを65%消費し、同じ日の夜に100%まで(減った65%分を)充電した
- 別の日には35%しか使わず、同じ日の夜に100%まで(減った35%分を)充電した
この充電サイクルを500回繰り返したとしても、最大80%を維持できるということになる。ただし、これは永久的な利用を保証しているのではなく、一定期間はその容量を維持できる、というものだ。
Androidの場合はメーカーや機種によって、バッテリーメニューの表示方法や内容が異なる。おおむねバッテリーの項目を見ればバッテリーが正常か異常かが分かるようになっている。
バッテリーは使っていくうちに劣化が進む。そのまま使い続けると、発熱や発火につながる恐れがある。発熱している状態で放置し続けると、バッテリーの温度上昇やバッテリー膨張、発火につながり大変危険。だからこそ交換のタイミングを把握した上で、適切に交換したいところだ。
iPhoneの場合、80%を下回ったら交換のタイミングということになる。Androidの場合は何%といった指標は示されていないが、1日1回充電することを考えると、使い始めてから2年後が交換タイミングとされている。
そのバッテリー交換のタイミング、リチウムイオン電池だと300回の充電で、約7から8割ほどの容量になってしまう。500回なら5から7割ほど。ただ、自分で都度回数をカウントして、交換のタイミングをバッチリ当てるのは難しいはず。だからこそスマートフォンの設定項目から、バッテリーの劣化具合を確認するといい。
肝心のバッテリー交換方法については、以前の記事でも紹介した通り。iPhoneならApple Storeへ持ち込む。Android、ひいては日本のキャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)から販売されているスマートフォンならショップへ持ち込むといい。SIMフリーならメーカーに直接相談する必要がある。
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