スマホのデータをもとに免疫力を予測 ドコモが「免疫力推定 AI」を開発

NTTドコモは、5月8日に「免疫力推定 AI」の開発を発表。スマートフォンに蓄積されたデータをもとに免疫力の変化を推定／予測し、感染症対策に活用できる。自治体向けヘルスケアサービス「健康マイレージ」の機能として提供を開始。

[エースラッシュ，ITmedia]

　NTTドコモは、5月8日に「免疫力推定 AI」の開発を発表。11月から同社の自治体向けヘルスケアサービス「健康マイレージ」の機能として提供を開始する予定だ。

「免疫力推定 AI」のイメージ

　本サービスはスマートフォンから取得できる利用許諾が得られた睡眠情報、運動情報などの生活習慣情報や位置情報、気象データなどの公表データから簡易的に免疫力の変化を推定／予測。その推定／予測結果からスコアリングや免疫力ケアに向けた推奨行動をアプリ上で毎週情報提供し、感染症対策への自主的な意識／行動変容を促すという。

　健康マイレージでは本機能をはじめ、フレイル推定AIや今後提供予定の各種推定AIで利用者の生活習慣を把握。スコアリングやナッジ理論でのアドバイスで意識変容へ導く。

健康マイレージの画面イメージ

　また、免疫力推定AIはヘルスケアに関連したさまざまな健康状態や生活習慣などを推定するAIを集約した同社の「ヘルステック（HealthTech）基盤」へ実装。ヘルステック基盤とAPI連携すれば、免疫力推定AIやフレイル推定AIなどを幅広い業界で利用できる。

ヘルステック基盤のイメージ