価格にシビア? ドコモの品質問題の影響も? MVNOサービス(格安SIM)が再び注目を集める:Mobile Weekly Top10
MVNOサービスや大手キャリア(MNO)の格安ブランドに関連する記事がよく読まれています。節約志向の表れとも取れるのですが、ドコモの「通信品質」に関する問題も影響している可能性もあります。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2023年5月25日〜2023年5月31日
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ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年5月25日から2023年5月31日までの7日間について集計し、まとめました。
この期間におけるアクセス数の1位は、MVNOとして「合理的みんなのプラン」を提供している日本通信の福田尚久社長へのインタビュー記事でした。本記事を含めて、今回のアクセス数のトップ10のうち6記事がMVNOまたはMNO(大手キャリア)の格安ブランドに関連する記事でした。
最近、MVNOや格安ブランドに対する注目が再び強まっている印象を受けます。「通信費を少しでも節約したい」という意向が働いている……のもそうなのですが、昨今SNSでも話題になることが多い「ドコモの通信品質」に関する問題も影響しているものと思われます。
ただ、MVNOサービスの多くはドコモのモバイル回線を使っています。ドコモの通信品質低下問題は、どちらかというと無線通信のキャパシティに起因しているため、同社回線のMVNOサービスも影響を受ける可能性も否定できません。
短期的な解決策として、ドコモは2023年夏までに無線通信の「つなぎ方」にチューニングを加えます。このチューニングは順次行われており、一応の改善が確認できる場所もある反面、まだ通信が詰まってしまう場所も見受けられます。
抜本的な解決策としては、ドコモ(と同社回線を使うMVNO)の5G端末が発するトラフィックを4.5GHz帯/3.7GHz帯の5Gネットワークに“逃がす”こと、つまり両周波数帯のエリアを拡大することも欠かせません。LTE(4G)用の帯域の転用も、一応の5Gエリアの拡大(と5G端末の収容)には有効ですが、まだLTEの契約数が多く残っていることを考えると、転用に頼りすぎるのも一定のリスクがあります。
ともあれ、ドコモの通信品質は同社回線を利用するMVNOサービスにも一定の影響を与える問題です。いちドコモ契約者としても、早く何とかしてほしいところです……。
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