ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 7」「ROG Phone 7 Ultimate」が7月21日日本上陸 約13万円から
ASUS JAPANが、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」「ROG Phone 7 Ultimate」を7月21日に日本で発売する。パワフルなSoC「Snapdragon 8 Gen 2」と6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間ゲームプレイも快適に楽しめるという。【更新】
ASUS JAPANは7月21日、Androidベースのゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」「ROG Phone 7 Ultimate」を日本市場で発売する。税込みの想定販売価格は、ROG Phone 7が12万9800円(12GBメモリ+256GBストレージ)または14万9800円(16GBメモリ+512GBストレージ)、ROG Phone 7 Ultimateが17万9800円となる。
【更新:11時15分】画像の追加と追記を行いました
ROG Phone 7/ROG Phone 7 Ultimateの概要
ROG Phone 7/ROG Phone 7 Ultimateは、4月にグローバル発表されたゲーミングスマートフォンだ。基本的な本体仕様は海外で販売されているものと同様で、昨今のZenfoneシリーズとは異なり、日本向けの特別なカスタマイズ(おサイフケータイへの対応など)はほとんど行われていない。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 8 Gen 2」で、窒化ホウ素の熱伝導グリスやベイパーチャンバーとグラファイトシートを用いることで、より長時間に渡りピーク性能を維持できるように工夫されている。Ultimateには、ゲームを長時間プレイするエンスージアスト向け装備として、純正の着脱式冷却ファン「AeroActive Cooler 7」も付属する。
ROG Phone 7 Ultimateに付属する「AeroActive Cooler 7」は、本体のさらなる冷却を担うだけでなく4つの物理的なトリガーボタンも備えている。着脱式なので、不要な際は外しておける
メインメモリはLPDDR5X規格、ストレージはUFS 4.0規格のものを搭載している。これらの容量の組み合わせは以下の通りだ。
- ROG Phone 7:12GBメモリ+256GBストレージ/16GBメモリ+512GBストレージ
- ROG Phone 7 Ultimate:16GBメモリ+512GBストレージ
ディスプレイはフルHD+(1080×2448ピクセル)解像度の約6.78型有機ELを備えている。リフレッシュレートは最大165Hz、輝度は最大1500ニトと動きの激しいゲームや屋外での視認にも適した仕様だ。万が一の落下に備え、画面保護ガラスはCorning製の「Gorilla Glass Victus」を採用している。
本体右側面の上下には、超音波タッチセンサー「AirTrigger」を搭載している。本体を傾けて操作できるモーションコントロール機能も利用可能だ。タッチサンプリングレートは720Hz、タッチレイテンシーは最短23msで、 バイブレーション機能にはX軸リニアモーターを採用している。
なお、AirTriggerや先述のAeroActive Cooler 7に付いている4つのトリガーボタンの機能は、プリインストールされているユーティリティーアプリからカスタマイズ可能だ。
ゲーミングならではの機能としては、実行中のゲーム以外のメモリ消費を最低限に抑える「Xモード」、ゲーム中にさまざまな設定を呼び出せる「Game Genie」機能も備えている。
スピーカーは、本体前面に大型(12mm×16mm)のものを2基備え、空間オーディオ技術「Dirac Virtuo」にも対応する。3.5mmのイヤフォン/マイクジャックも備えており、音のレイテンシ(遅延)がプレイ感に大きく影響する音楽ゲームもより快適に楽しめるようになっている。
カメラは、アウト側が広角(約5500万画素/F1.9)+超広角カメラ(約1300万画素)+マクロ(約500万画素)のトリプル(3基)構成で、イン側が約3200万画素のシングル構成となる。
本体のポート類は、左側面にUSB 2.0 Type-C端子を、本体下部にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子と3.5mmイヤフォン/マイクジャックを備えている。USB Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による急速充電と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。なお、AeroActive Cooler 7を利用する際は、左側面にあるUSB 2.0 Type-C端子を利用することになる。
バッテリーの容量は6000mAhで、放熱対策や充電の効率化の観点から3000mAhのモジュールを2基分散して搭載している。バッテリー駆動時間は最長約17.9時間(LTE通信時)で、約44分で満充電になる65Wの急速充電に対応する。
モバイル通信は5G NR、LTE(4G)、W-CDMA(3G)、GSM(2G)の各規格に対応し、nanoSIMスロットを2つ備えている。5G NRおよびLTEの対応周波数帯(バンド)は以下の通りだ。
- 5G NR:n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n18、n20、n25、n26、n28、n38、n40、n41、n48、n66、n77、n78、n79
- FDD-LTE:Band 1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、25、26、28、32、66
- TD-LTE:Band 34、38、39、40、41、42、43、48
5G NR自体は各キャリアの周波数帯をカバーしており、NTTドコモが利用している「n79(4.5GHz帯)」をサポートしていることは大きなポイントといえる。その他、ワイヤレス通信ではWi-Fi 6E(6GHz帯を含むIEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3にも対応している。
サイズは約77(幅)×173(高さ)×10.3(奥行き)mmで、重量はROG Phone 7が239g、ROG Phone 7 Ultimateが246gとなる。IP54の防塵(じん)/耐水性能を確保しており、画面内指紋認証やマスク対応の顔認証もサポートする。またゲームアプリとして「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」「信長の野望 覇道」をプリインストールし、ROG Phone 7との限定コラボレーション壁紙もプリインストールしている。
主要な販路
ROG Phone 7/ROG Phone 7 Ultimateの主な販路は以下の通りだ。
- ASUS Store(オフィシャルオンラインストア/楽天市場店)
- Amazon.co.jp
- エディオン
- au(KDDI:au +1 collectionとして取り扱い)
- Joshin
- ノジマ
- ひかり TV ショッピング
- ビックカメラ
- ヤマダデンキ
- ヨドバシカメラ
- IIJmio
- LinksMate
関連記事
- ゲーミングスマホ「ROG Phone 7」発表 先代から168%向上した冷却システム搭載
ASUSは4月13日、最新のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」と「ROG Phone 7 Ultimate」を発表した。プロセッサはQualcommのSnapdragon 8 Gen2、メインメモリは最大16GB、ストレージは最大512GBを備えている。冷却システムを改善することで、放熱性能が向上している。 - ASUS、「ROG Phone 6」シリーズを1万〜2万円値下げ
ASUS JAPANは、4月14日に「ROG Phone 6」シリーズ一部製品の価格を改定。「ROG Phone 6」「ROG Phone 6 BATMAN Edition」「ROG Phone 6 Diablo Immortal Edition」が対象で、1万〜2万円値下げとなる。 - ASUS、「ROG Phone 6」とDiablo Immortalとコラボモデルを数量限定販売 約17万
ASUS JAPANは、MMOアクションRPG「Diablo Immortal」とコラボレーションした「ROG Phone 6 Diablo Immortal Edition」を数量限定で販売。作品をテーマにした壁紙や着信アニメ、付属品などを提供し、価格は16万9800円(税込み)。 - ASUSが「ROG Phone 6/6 Pro」を10月7日に発売 進化したポイントを徹底解説
ASUSが、SIMロックフリーゲーミングスマホの最新モデルROG Phone 6シリーズを、日本で10月7日に発売する。標準モデルの「ROG Phone 6」に加えて、背面ディスプレイ搭載やメインメモリを18GBに増量した「ROG Phone 6 Pro」をそろえている。本体の性能が向上したことに加え、別売の専用外付けクーラー「AeroActive Cooler 6」も強化している。 - ASUSがゲーミングスマホ「ROG Phone 6」の実機を国内初披露 東京ゲームショウ2022で体験可能
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.