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Apple、「iOS 16.6」「iPadOS 16.6」配信 「悪用された可能性がある」脆弱性に対処
AppleはiOS、iPadOS、macOSなどの一連のOSにバグおよびセキュリティ修正を加える配信を開始した。iOSとiPadOSの16.6では「悪用された可能性がある」2件を含む多数の脆弱性が修正される。
米Appleは7月24日(現地時間)、iOS 16.6、iPadOS 16.6、iOS 15.7.8、iPadOS 15.7.8、macOS Ventura 13.5、macOS Monterey 12.6.8、macOS Big Sur 11.7.9、tvOS 16.6、watchOS 9.6、Safari 16.6の配信を開始した。いずれも脆弱性の修正が主要な目的だ。本稿ではiOSとiPadOSの修正について紹介する。
この更新で、25件の脆弱性に対処した。このうちの2件は「この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識」しているというものだ。
アプリが機密のカーネル状態を変更できる可能性があるという「CVE-2023-38606」と、Webコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があるという「CVE-2023-37450」だ。
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