登山でスマホを使う際の注意点 「事前にできること」と「当日できること」
登山やハイキングで欠かせないのがスマートフォン。しかし、山の環境では気を付けなければならないことがたくさんあります。準備しなければならないアイテムや覚えておきたい設定を紹介します。
登山やハイキングで欠かせないのがスマートフォン。しかし、山の環境では気を付けなければならないことがたくさんあります。本記事では、山でスマホを活用するために注意したいポイントを「事前にできること」と「当日できること」の2つに分けてご紹介します。適切な準備をして、安全で楽しい山遊びをしましょう。
※本記事に掲載している手順は、iPhone 12とAQUOS sense6を使って解説してします。
事前にできること1:防水ケースを用意しよう
山では天気が変わりやすく、突然雨が降ることも珍しくありません。さらに屋外なので砂や土からもスマホを十分に守りたいところです。そこで、スマホは防水・防塵(じん)性能の高いものを選ぶようにしましょう。加えて、スマホ用の防水ケースも用意しておきましょう。できればハードタイプのものを選ぶと耐衝撃性能があり、山での移動中スマホを落としてしまっても安心です。
事前にできること2:モバイルバッテリーは必須アイテム
山でスマホを使用すると、周辺の木々や隣接する山に遮られてしまい、スマホが電波を探してしまう頻度が高くなるため、バッテリーの消費が早くなることがあります。
山でバッテリー切れは死活問題。万が一のときに連絡が取れるよう、スマホは大容量バッテリー搭載の機種を選び、モバイルバッテリーを十分充電して持っていきましょう。
古い機種で、そもそもバッテリーの消費が早くなってしまっているものは、あまり使わない方が良いかもしれません。
当日できること1:バッテリーの消費を抑える
バッテリーを消費する原因として、バックグラウンドで動いているアプリが原因になることもあります。必要最低限で抑えるために、一度起動したアプリを消すようにしましょう。
バックグラウンドで動いているアプリを消す手順は簡単。iPhone X以降の機種は、ホーム画面の下部から上方向にスワイプし、使っていないアプリを終了しましょう。Androidでは、画面の一番下から上方向にスワイプし、必要のないアプリを消します。
当日できること2:機内モードに設定しよう
先に述べた通り、スマホのバッテリー消耗の原因の1つが電波を探してしまうことです。そこで、バッテリー残量が少なくなってきたら、機内モードをオンにしておき、本当に必要なときだけオフにするようにしましょう。
機内モードは「コントロールセンター」や「クイック設定パネル」からオンに設定できます。
事前・当日にできること:電波マップを把握しておこう
キャリア大手3社ではスマホの電波状況を把握するため、登山マップを用意しています。安全のためにも、事前に自分が登る山の情報を把握しておきましょう。
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