X(旧Twitter)の「ブロック機能」は効果なし? マスク氏による「同機能の削除」予告で物議
X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは8月18日(米国時間)、ブロックとミュートを優れた機能にするとの考えを投稿した。イーロン・マスクCTOがブロック機能の削除を明らかにした約10時間後に投稿された。そもそもブロック機能は効果があるのだろうか……?
X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは8月18日(米国時間)、ブロックとミュートを優れた機能にするとの考えを投稿した。
これはイーロン・マスクCTOがブロック機能の削除を明らかにした約10時間後に投稿された内容だ。ヤッカリーノCEOは次のようにコメントしている。
Our users’ safety on X is our number one priority. And we’re building something better than the current state of block and mute. Please keep the feedback coming.(現在のブロックとミュートより優れた機能を構築しています。皆さんからのフィードバックをお待ちします。)
マスク氏の「Block is going to be deleted as a “feature”, except for DMs(ブロック機能を無くす予定。ただしDMを除く)」という投稿を受け、Xではさまざまな意見が飛び交っている。削除されることで「困る」との意見や、「そもそも必要のない機能」だとする意見もある。
ブロック機能、実は効果がない?
ブロック機能の代わりになりそうな機能として、指定した相手の投稿のみを表示しないミュート機能が存在するが、その相手が別のアカウントを作成すれば効果がない。一方でブロック機能を使わずにフォロワーを削除できる機能もあり、ブロック機能が本当に必要かどうかは利用シーンによって見解が分かれそうだ。
掲示板サイト「2ちゃんねる」元管理人である、ひろゆきこと西村博之氏は「ブロック機能がなくなることで、ストーカーのようにまとわりつくリプライ(返信)から攻防できなくなるのではないか?」との不安を投稿した人に対し、「ミュートで良くないですか?」と一蹴り。
ブロック機能の削除が日本における誹謗中傷対策そのものに大きな影響を与える可能性を危惧する人もいるが、自分への嫌がらせや誹謗中傷などを理由に相手をブロックしても、その相手がXアカウントをログアウトした上で自分の投稿をブラウザで見たり、新たに作成したアカウントで閲覧したりできるため、ブロックが効果てきめんか? と問われるとそうでもない。
「誹謗中傷などに本当に有用な対策が何か」という点や、現行の機能の適切な使い方も含め、Xの在り方が問われているようだ。
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