Xiaomiのゲーミングスマホ「POCO F5 Pro」は12GB+512GBで7万円台 コスパの高さが魅力
Xiaomiの「POCO」シリーズはゲーミングに対応した低価格機も展開されています。「POCO F5 Pro」はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しながらも香港では7万円台で販売されています。中国ではPOCO F5 Proは「Redmi K60」としてリブランドして販売しています。
Xiaomiのスマートフォンの中でも「POCO」シリーズはゲーミングに対応した低価格機も展開されています。「POCO F5 Pro」はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しながらも香港では日本円で7万円台で販売されています。
POCO F5 Proは本体内部の放冷版面積を5000ミリ平方メートルと大きく取り、LiquidCool 2.0と呼ぶ冷却技術によりさらに放熱性能を高めています。メモリもLPDDR5タイプを採用、ストレージはUFS3.1と高速アクセスが可能でスムーズなゲームプレイを提供します。メモリ12GBにストレージ512GBというメモリ構成も十分。香港の価格は3999香港ドル(約7万4000円)です。
カメラは6400万画素で、800万画素の超広角と200万画素のマクロも加わります。動画撮影では人物の顔や動物をAIが自動トラッキングする機能も搭載しているので、ピンぼけのない動画もしっかり撮影可能。カメラにフォーカスしたスマートフォンではないものの、日常的な利用で不満がでることはないでしょう。
カメラ部分の出っ張りは上から見ると台形になっています。ゲーミング対応モデルということで外観もよりシャープなものに仕上げたのでしょう。スマートフォンのカメラデザインも最近は多種多様化していますが、カメラによって背面の印象も大きく変わるだけに、各社のモデルは差別化のため試行錯誤を繰り返しているともいえます。
実はXiaomiは、中国ではPOCOシリーズは展開していません。POCOはもともとインド向けのモデルだったこともあり、現在は中国外のみで販売されています。中国ではPOCO F5 Proは「Redmi K60」として販売中。Redmi Kシリーズはゲーミングモデルであり、それをそのままリブランドして海外に展開しているというわけです。なお、中国では上位モデル「Redmi K60 Pro」も出ており、こちらはSnapdragon 8 Gen 2を搭載するフラグシップモデル。Redmiシリーズも今やハイスペックな製品も展開されているのです。
POCO F5 Proの下位モデル「POCO F5」も海外では販売されているので、写真だけ紹介します。こちらは中国では「Redmi Note 12 Turbo」として展開しているモデル。Redmi Note 12 Turboは以前紹介したハリーポッターモデルもある製品です。多種多様な製品展開をしているXiaomiだけに、販売国別にさまざまなバリエーションモデルを展開することができるわけです。
関連記事
- Xiaomiの「POCO F5/Pro」発表 冷却構造やメモリ拡張機能搭載で約4万4000円から
中国Xiaomiが展開するスマートフォンブランド「POCO」が、「POCO F5」「POCO F5 Pro」の2機種をグローバル発表。価格はPOCO F5が329ドル(約4万4000円)から、POCO F5 Proが429ドル(約5万8000円)から。低価格ながらゲーミングなどの用途にも十分活用できるとアピールする。 - 4万円台ながら1億800万画素カメラを搭載 Xiaomi「POCO X4 Pro 5G」にドイツで触れる
Xiaomiの「第三の柱」といえるPOCOシリーズでは、Redmiシリーズを上回る超コストパフォーマンスが売りのモデルを展開しています。ドイツの家電量販店で見かけた「POCO X4 Pro 5G」も、329.99ユーロ(約4万6000円)ながら高性能カメラを搭載しています。POCOのターゲット層はZ世代など若いユーザーなので、セルフィー用のインカメラを高画素にしているのです。 - Xiaomiの激安ハイエンドスマホ「POCO F4 GT」を解説 あえて“ゲーミング要素”を抑えた理由
Xiaomiが、日本のPOCOブランドのスマートフォン「POCO F4 GT」を導入する。Snapdragon 8 Gen 1を搭載しながら7万4800円という価格は“激安”と言っても過言ではない。一方で、Xiaomi Japanは、ゲーミングスマートフォンというカテゴリーの端末として、POCO F4 GTを打ち出していくつもりはないようだ。 - 狙うは“原点回帰” テクノロジー愛好家向けブランド「POCO」を日本導入するXiaomiの狙いを聞く
Xiaomiが、第3のブランド「POCO(ポコ)」のスマートフォンを日本でも展開することになった。最新ハイエンドプロセッサであるSnapdragon 8 Gen 1を搭載しながらも、早期購入で7万円を切る価格で購入できることに驚くばかりだが、その狙いをXiaomiの担当者に聞いた。 - Xiaomiの「POCO F4 GT」日本初上陸 Snapdragon 8 Gen 1搭載で7万4800円から
予告されていた通り、中国Xiaomiから生まれたブランド「POCO」が日本に初上陸を果たした。日本で発売される最初のハイエンドスマートフォンは「POCO F4 GT」。Snapdragon 8 Gen 1搭載で7万4800円から。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.