Pixel Watchアプリ、10月更新で「WearOS 4.0」対応 接続先スマホ切り替えでリセット不要に
10月12日の「Pixel Watch 2」発売に先立ち、Googleは「Google Pixel Watch」アプリがバージョン2.0に更新したと発表。これでPixel Watch 2のペアリングが可能になる。また、「WearOS 4.0」搭載「Pixel Watch」の接続先変更が容易になる。
米Googleは10月7日(現地時間)、12日に予定している「Pixel Watch 2」の発売に先立って、スマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズ(以下「ウォッチ」とする)と接続したAndroid端末向けの「Google Pixel Watch」アプリをバージョン2.0(2.0.0.567628986)に更新したと発表した。
「今後数週間」で、Google Playストアから更新できるようになるとしている(本稿執筆現在、ストアでのバージョンはまだ1.4.0.559745056)。
このアップデートで、「Pixel Watch 2」をスマートフォンにペアリングして管理できるようになる。
また、ウォッチ側が「WearOS 4.0」搭載であれば、Googleのクラウドサービス「Google One」でのバックアップとリストアが可能になる。また、ウォッチの接続先スマートフォンを切り替える際、工場出荷時設定にリセットしなくて済むようになる。
なお、Pixel Watch 2に搭載の「WearOS 4.0」は、Pixel Watchにも年内に配信される予定だ。
アプリのUIも少し変わる。「ウォッチフェイス」と「タイル」が上下ではなく左右に並ぶようになり、1画面に表示される情報量が少し増えた。
この他、Pixel端末とPixel Watch 2で利用できる安全確認、緊急情報サービスの設定項目も追加される。
さらに、Pixel端末の「おやすみ時間モード」と「夜間モード」をPixel Watch 2にも反映させる機能も追加される。これらの設定で、お休み時間になると自動的に就寝中の着信音などを消音状態にし、画面を暗くしておくことができる。残念ながらこの機能は、Pixel Watchには今回反映されない。
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