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「iOS 17.1」配信開始 AirDrop通信範囲外でも転送可能に スタンバイ機能の改善も
Appleが10月26日、「iOS 17.1」の配信を開始した。アップデートをすることで、AirDropの通信範囲外に移動しても、インターネット経由でAirDropの転送を継続できる新機能が利用可能になる。スタンバイ機能やApple Musicの改善も含まれる。
Appleが10月26日、「iOS 17.1」の配信を開始した。
アップデートをすることで、AirDropの通信範囲外に移動しても、インターネット経由でAirDropの転送を継続できる新機能が利用可能になる。
この他に、以下の機能改善も含まれる。
スタンバイ機能
- iPhoneのスタンバイ機能で、ディスプレイをオフにするタイミングを設定可能になる。対象機種はiPhone 14 Pro/14 Pro MaxとiPhone 15 Pro/15 Pro Max。
ミュージック(Apple Music)
- アーティストだけでなく、楽曲、アルバム、プレイリストもお気に入り登録が可能になり、ライブラリ内のお気に入りにフィルターを適用して表示することが可能
- プレイリストのミュージックに合わせてカラーが変わる新しいカバーアートコレクションを追加
- 全てのプレイリストの下に曲の提案が表示されるようになり、プレイリストの雰囲気に合ったミュージックを簡単に追加することが可能
その他の機能改善とバグ修正
- ロック画面の「写真シャッフル」用に特定のアルバムを選択することが可能
- ホームキーがMatter対応ロックに対応
- スクリーンタイムの設定を全てのデバイスで同期するときの信頼性が向上
- Apple Watchを移行したときや初めてペアリングしたときに、「利用頻度の高い場所」のプライバシー設定がリセットされることがある問題を修正
- 通話中に別の人から着信があった場合に、その人の名前が表示されないことがある問題を修正
- カスタマイズおよび購入した着信音がメッセージ着信音のオプションとして表示されないことがある問題に対応
- キーボードの反応が遅くなることがある問題を修正
- 衝突事故検出の最適化(iPhone 14およびiPhone 15の全モデル)
- 表示された画像の残像がしばらく消えない問題を修正
アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行える。アップデートに必要なファイル容量は1.5GB。
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