寒い日にスマホで「やってはいけないこと」 バッテリーが劣化するリスクも
冬本番といえる寒さが到来し、時間帯によっては関東地方でも0度を下回る日も出てきた。人間だけでなく、スマートフォンも寒さから守る必要がある。使い方を誤ると、スマートフォンの故障につながる恐れもあるので注意したい。
冬本番といえる寒さが到来し、時間帯によっては関東地方でも0度を下回る日も出てきた。日本気象協会によると、1月17日午前9時までに最低気温が0度未満の冬日は、650地点以上に上るという。防寒対策が必須になるが、人間だけでなく、スマートフォンも寒さから守る必要がある。使い方を誤ると、スマートフォンの故障につながる恐れもあるので注意したい。ここでは、寒い中でやってはいけないことを紹介する。
0度を下回る低温環境での利用は控える
iPhoneの場合、周囲の温度が0度〜35度の場所で使うことが推奨されている。この動作温度を下回る極端な低温下でiPhoneを使うと、バッテリーの消耗が一時的に早くなる、電源が切れる、充電が停止する場合があるので、低温下での使用は控えるようにしよう。
Googleも、Pixel 8/8 Proのサポートページで、周囲の温度が0度未満または35度を超える環境で使用したり充電したりしないよう説明している。
端末の内部温度が通常の動作温度を超えると温度調節が行われるが、その間に性能や接続性が低下する、充電できなくなる、ディスプレイが消える、デバイスの電源が切れるといった場合がある。その場合、デバイスを暖かい場所に移動し、数分待ってからもう一度使用するようGoogleは説明している。
スマホをカイロやヒーターで暖めるのはNG
低温下でスマートフォンが冷たくなると、思わず使い捨てカイロを当てたり暖房器具で暖めたりしたくなるが、これはNG。使い捨てカイロや暖房器具で外部から熱を加えることでバッテリーの性能劣化や膨張につながる恐れがあるためだ。最悪のケースでは、バッテリーが損傷したことで発火する恐れもある。
デバイスが急激に冷えた場合は暖かい場所に戻し、暖房器具の周辺へスマホを置く、使い捨てカイロで暖めるといった行動は避けよう。
極端な温度変化にスマホをさらしてはいけない
屋外から暖房の効いた部屋に移動するなど、スマートフォン周囲の気温が急激に変化すると、温度差によって内部で結露が生じる恐れがある。これによって充電端子がショートしたり、内部基板の腐食で機器が破損したりする可能性がある。
屋外から暖かい部屋に入る前に、スマホを人肌で暖めると急な温度変化を防げるので、試してみるといいだろう。
極端に寒い場所にスマホを放置せず、外出時には、ポケットやカバンなどにスマホを保管しておこう。
凍結した路面ではいっそう危険な「歩きスマホ」
積雪などで路面が凍結すると、歩きスマホの危険性がいっそう高まる。凍結した路面では転倒しないよう、普段よりも歩幅を小さくして足の裏全体を付けて歩くのが安全だ。そんな中で歩きスマホをしてしまうと、手が使えずに大けがにつながることに加え、周囲の人にもぶつかるなどして危害を加えてしまう恐れがある。荷物やスマホを手に持ちながら歩行することは控えよう。
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