タフネススマホ「TORQUE G06」のカメラはあれこれ遊んでみよう アウトドアカメラとして面白い!:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
今や希少なタフネススマホである京セラの「TORQUE」。2023年10月に久々の新機種「TORQUE G06」が投入されたので、カメラ機能をあれこれ試してみよう。
今や希少なタフネススマートフォンである、京セラの「TORQUE」。2023年10月、TORQUEシリーズに久々の新機種「TORQUE G06」が登場した。au(KDDI/沖縄セルラー電話)を通して絶賛販売中だ。
見ての通り、TORQUE G06は頑丈そうなバンパーでがっしり固められたスマホなのだけど、アウトドアを意識したカメラ機能があれこれあったり、水中やグローブをしての利用が考慮されていたりと、単にタフなだけじゃなくてタフな現場で使うことを想定したスマホなのだ。
で、カメラ機能もその辺をすごく意識してて面白い。アウトドアカメラ仕様なのだ。
基本は1600万画素のデュアル+200万画素マクロ
なにはともあれ、最初にカメラの基本スペックの話。
写真を見ての通り、トリプルカメラ。この3つはメインカメラ(広角、約6400万画素)、超広角カメラ(約1600万画素)、マクロカメラ(約200万画素)という構成なので、実質「デュアル広角+マクロ」だと思っていい。
メインカメラは約6400万画素でF1.8だがクアッドピクセル仕様なので実質1600万画素。超広角カメラはF2.2で約1600万画素。つまり、基本は1600万画素だ。
続いて、デジタル2倍。
元が6400万画素というのでデジタル2×ズーム時の画質に期待したのだけど、ただ1×で撮った写真を拡大しただけという感じなのは残念だった。最近はデジタルズームの画質向上に力を入れた端末が多いだけに、がんばってほしい。
超広角は周辺が湾曲しているけれども、これは、ワイドカメラひずみ補正をオンにし忘れていたから。オンにすると補正される。
3つ目のマクロカメラは200万画素でフォーカスは固定、と他社のミドルクラスマクロカメラと同等だ。
ただ、アウトドアカメラ仕様ならではの面白い機能があるのでチェックしたい。
アウトドア仕様タフネススマホならではの機能に注目!
TORQUE G06の面白さは、アウトドア仕様のカメラ機能あれこれにある。なので最初にそれを紹介したい。
カメラアプリから「その他」をタップすると他のスマホにはない機能がずらっと出てくるのだ。これがユニーク。
TORQUEならではのアウトドア系機能は、「Action Overlay」「水中」「Fishing」、そして「マクロ」の4つと思っていい。
マクロはよくある? だからこそ違いが分かりやすい
マクロはよくある機能じゃないかって? いやいや、これがひと工夫されていてちょっと面白いのである。
1つはマクロ撮影用のLEDを2つ搭載していること。被写体にぐぐっと近づくとどうしても本体の陰になったりLEDライトを付けると強い影が出たりしがちなのだけど、左右両側から光らせることで明るさを確保して影が出ないようにするのである。
もう1つは、カメラを2つ使うマクロ撮影機能「虫眼鏡フォト」だ。
メインカメラで撮影場所がよく分かるような全体の情報を撮っておき、さらに全体の1/4サイズのエリア(この場所はいどうできる)マクロ撮影した写真を重ねるのである。一部を虫眼鏡で拡大してのぞいているようなイメージなんだろう。
ただ、マクロカメラは固定フォーカスなので、画面には「小窓を確認しながらフォーカスが合う位置まで近づいてください」(だいたい4センチくらい)と出るんだけど、これ、けっこう難しい。老眼とか近眼とかだとつらいかも。
なお撮影画像は200万画素サイズで記録されるので、枠の中(虫眼鏡部分)はもっと小さなサイズになる。これはもったいない。
もちろん普通のマクロ撮影もできます。
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