スマホとアナログ時計のデザインが融合 「realme 12 Pro+」はカメラ強化でコスパも十分:山根康宏の海外モバイル探訪記
realmeから登場した「realme 12 Pro+」は、高性能カメラを搭載した同社自慢のモデル。最近主流のカメラでデザインを採用しつつ、デザインにもこだわったモデルです。価格は2万9999ルピー(約5万3000円)からで、性能を考えると悪くない値段です。
realmeから登場した「realme 12 Pro+」は、高性能カメラを搭載した同社自慢のモデル。最近主流のカメラでデザインを採用しつつ、デザインにもこだわったモデルです。
プロセッサはSnapdragon 7s Gen 2とハイエンドモデルには劣りますが、ディスプレイは6.7型で角を丸めたエッジデザインを採用、インカメラは3200万画素を搭載します。バッテリーは5000mAhで67Wの急速充電に対応。カメラは5000万画素+6400万画素の3倍望遠、800万画素超広角で、まずはインドから発売になります。価格は2万9999ルピー(約5万3000円)からで、性能を考えると悪くない値段です。
realmeはもともとインド向けにOPPOの低価格モデルのブランドとして出発し、売れ行き好調なことから分社されて1メーカーとして各国で製品を販売しています。OPPOより1ランク下の価格を抑えたモデルが多いものの、最近ではゲーミングモデルでもある「GT」シリーズなど高性能モデルもそろえています。今回のrealme 12 Pro+は数字型番のモデルで、realmeによると数字モデルはイメージングを強化した製品、すなわちカメラモデルとして今後強化していくとのことです。
背面はヴィーガンレザーで仕上げながらも、センター部分に縫い目のようなラインを入れることで、ビンテージな革製品のような印象を与えてくれます。さらに上部中心に位置するカメラの台座は美しい輝きを見せます。背面デザインは高級品のようなイメージです。
円形のカメラの台座は最近の中国メーカーのカメラフォンではすっかりおなじみですが、realmeはこの部分のデザインを強化しました。スイスの高級時計デザイナー、Ollivier Saveo氏にデザインを依頼したのです。台座の円周部分はいわゆるローレット処理された仕上げですが、溝の間隔や台座の角度などはアナログ時計からインスパイアされたものになっているようです。スマートフォンと時計のデザインが融合する時代がやってきたわけです。
本体カラーにはブルーモデルもあり、より落ち着いた雰囲気を出しています。他社のハイエンドモデルと比べてもデザイン面では互角以上の仕上がりとなっており、「カメラがいい、デザインもいい」ことからこの製品を選ぶ人も多いでしょう。この高性能カメラモデルの登場でrealmeのプレゼンスはグローバルでさらに高まりそうです。
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